ザハ・ハディドが遺したプロダクト

日本国内では、ザハ・ハディドの建築を見ることができなくなってしまいました。
今回は、ザハ・ハディドがデザインしたプロダクトを紹介します。

 

ザハ・ハディド

ザハ・ハディッド01モバイルアート ザハ・ハディド 2007年
「Casa BRUTUS No.136 2011年7月号」より

 

ザハ・ハディド(Zaha Hadid)

  • 1950年 イラク・バグダットに生まれる(10月31日)
  • 1972年 渡英
  • 1977年 レム・コールハースの設計会社 (OMA) で働き始める
  • 1980年 独立して自分の事務所を構える
  • 1983年 香港の「ビクトリア・ピーク」コンペで優勝
  • 2004年 プリツカー賞受賞
  • 2009年 高松宮殿下記念世界文化賞受賞
  • 2016年 死去(3月31日)
         RIBAゴールドメダル受賞

 

ビー・ゼロワン デザイン レジェンド

ザハ・ハディッド02ビー・ゼロワン デザイン レジェンド ザハ・ハディド 2016年
「ELLE DECO No.149 2017年4月号」より

 

  • ビー・ゼロワン デザイン レジェンド
    ザハ・ハディド
    2016年
    ブルガリ

  • ネックレス
    305,000円

  • 4連リング
    ピンクゴールド
    240,000万円

  • 3連リング
    ホワイトゴールド
    220,000円

ブルガリの「ビー・ゼロワン」は、1999年に発表されました。

「ビー・ゼロワン」をザハ・ハディドがリデザインしたのが、「ビー・ゼロワン デザイン レジェンド」です。

「ビー・ゼロワン デザイン レジェンド」は、2016年末にマイアミ・アート&デザイン・ウィークで発表されました。

BVLGARIのロゴが刻まれたフラットなリング部が、スパイラル構造の曲線部分を両サイドから挟むデザインになっています。

 

クレヴァス フラワーベース

ザハ・ハディッド03クレヴァス フラワーベース ザハ・ハディド 2005年
「ELLE DECO No.150 2017年6月号」より

 

  • クレヴァス フラワーベース
    ザハ・ハディド
    2005年
    W8×D6×H42cm
    43,000円
    アレッシィ 

「クレヴァス フラワーベース」は、ザハ・ハディドがアレッシィのためにデザインしました。

「クレヴァス フラワーベース」は、ポリッシュ加工のステンレスで出来ていて光を受けるとさらに表情が豊かになります。

 

NOVA SHOE

ザハ・ハディッド04NOVA SHOE ザハ・ハディド 2013年
「ELLE DECO No.128 2013年10月号」より

 

  • NOVA SHOE
    ザハ・ハディド
    2013年

    210,000円
    ユナイテッド・ヌード

「NOVA SHOE」は、ザハ・ハディドがデザインした靴です。

ユナイテッド・ヌードが、ザハ・ハディドとコラボレーションしました。

「NOVA SHOE」は、

  1. 流線型のデザインに隠されたプラットフォーム
  2. 宙に浮かぶヒール

が特徴的です。

 

タイド

ザハ・ハディッド06タイド ザハ・ハディド 2011年
「ELLE DECO No.120 2012年6月号」より

 

  • タイド(TIDE)
    ザハ・ハディド
    2011年
    素材:ABS樹脂

    W45×D25×H45cm(1ユニット)
    20,000円(1ユニット)
    マジスジャパン

この「タイド(シェルフ)」は、薄く軽快なプラスチックのオブジェを作るという発想から始まりました。

45cm角のモジュールを自由に組み合わせることにより、どんな複雑なニーズにも応えることができるようになっています。

表面積を最小限まで減らすことにこだわった結果、このフォルムが導き出されました。

「タイド」は、ザハ・ハディドが初めて量産のプロダクトに挑んだ作品です。

 

ジェネシィ

ザハ・ハディッド07ジェネシィ ザハ・ハディド
「Casa BRUTUS No.112 2009年7月号」より

 

  • ジェネシィ
    ザハ・ハディド

    アルテミデ

「ジェネシィ」は、ザハ・ハディドがデザインした有機的な樹木のようなフロアランプです。

「ジェネシィ」の高さは、195cmあり立ち姿はかなりの迫力です。

「ジェネシィ」には、タッチセンサーが付いています。

 

セブンチェア

ザハ・ハディッド05セブンチェア ザハ・ハディド 2015年
「ELLE DECO No.140 2015年10月号」より

 

  • セブンチェア
    ザハ・ハディド
    2015年
    フリッツ・ハンセン

ザハ・ハディドが、セブンチェアをリデザインしました。

セブンチェアの美しいシェルを用いながら、ザハ・ハディドらしい曲線が表現されています。

 

アヴィア

ザハ・ハディッド08アヴィア ザハ・ハディド 2014年
「Casa BRUTUS No.169 2014年4月号」より

 

  • アヴィア
    ザハ・ハディド
    2014年
    180,000円〜
    モービレ モービリ

「アヴィア」は、ザハ・ハディドがデザインしたハンギング式ランプです。

「アヴィア」の素材は、オパールフレックスという樹脂です。

長さの異なるパーツを幾重にも重ね、うねりのある曲線と陰影を演出しています。

「アヴィア」は、黒と白の2色展開です。

3サイズが、揃います。

 

初期ドローイング集、復刻

ザハ・ハディッド09初期ドローイング集 ザハ・ハディド 1986年
「Casa BRUTUS No.176 2014年11月号」より

 

  • 初期ドローイング集
    「GA ARCHITECT 5 ZAHA M.HADID」
    ザハ・ハディド
    1986年

    4,200円
    GA gallery Bookshop

この「初期ドローイング集」が創刊されたのは、1986年でした。

1983年の香港「ザ・ピーク」コンペティションを含む、1976年〜1985年までのザハ・ハディドのプロジェクト9作がまとめられています。

この時点ではザハ・ハディドの作品は、なにひとつ地上に完成していませんでした。

ザハ・ハディドの才能にいち早く気づいたのは、

  1. 磯崎新
  2. アルヴァン・ボヤルスキー
  3. 二川幸夫

の3人でした。

対談の中でザハ・ハディドは、「ドローイングは事柄を発見する手助け」と語っています。

 

まとめ

ザハ・ハディッド10「ザハ・ハディド」展 ザハ・ハディド
「Casa BRUTUS No.178 2015年1月号」より

 

新国立競技場のデザインがザハ・ハディド案に決まったとき、私は新国立競技場の完成が楽しみでした。

しかしザハ・ハディドの建築を日本で見ることは、もうできなくなってしまいました。

本当に、残念です。

建築業界の内情を、私はまったく知りません。

しかしザハ・ハディド案が消滅していく過程をみて、私は失望しました。

「日本ではデザインが軽くみられている現実」を、私は目の当たりにしました。