METAPHORE ヨウジヤマモトプールオム

メタファー(METAPHORE)。
この本は、ヨウジヤマモトプールオムの1981年-1986年カタログの為に撮影された写真を再構成したものです。

 

田原桂一

ヨウジヤマモト メタファー02 田原桂一ベルナール・ラマルシュ=ヴァデル
1981-1982年秋冬
「メタファー(METAPHORE)」より

 

撮影は、写真家の田原桂一です。

田原桂一

  • 1951年 京都府生まれ(8月20日)
  • 1971年 渡仏
  • 1973年 写真作品「都市」制作
  • 1974年 写真作品「窓」制作(80年まで)
  • 1977年 アルル国際写真フェスティバル新人大賞受賞(フランス)
  • 1985年 東川賞、木村伊兵衛賞受賞
  • 1993年 シュヴァリエ文化功労章受章
  • 2017年 死去(6月6日)
         「Les Sens」展開催
         ポーラ ミュージアム アネックス
         (6月9日〜7月9日)

 

メタファー(METAPHORE)

ヨウジヤマモト メタファー03 田原桂一ジェラール・ガルースト
1982年春夏
「メタファー(METAPHORE)」より

 

メタファー(METAPHORE)

  • 発行日 :1986年12月24日
  • 著者  :田原桂一
  • テキスト:カトリーヌ・ミエ
  • 発行所 :株式会社求龍堂
  • ISBN4-7630-8619-7

 

日本では展示会をしなかった服

ヨウジヤマモト126 メタファー 田原桂一ジャン=ピエール・ベルトラン
1982-1983年秋冬
「メタファー(METAPHORE)」より

 

ヨウジヤマモトプールオムを着たヨーロッパ現代アーティスト10人を、田原桂一が撮影します。

この写真集に出ている服は、日本では展示会をしていません。

山本耀司のある「想い」によって、欧米でしか展示会をしなかった服です。

 

山本耀司のある「想い」とは?

ヨウジヤマモト メタファー04 田原桂一ジャン・ドゥゴテックス
1983年春夏
「メタファー(METAPHORE)」より

 

メタファー(METAPHORE)で撮影された服は、
「トラディショナルのようなおしゃれをし尽くした男に捧げる。」
というテーマで作られました。

そして、
「すごくふざけた服。」
と山本耀司は言います。

山本耀司のある「想い」を、メタファー(METAPHORE)の対談から引用します。

そのふざけ方のおかしさみたいのを、日本のこれからおしゃれを勉強する20代には絶対わからない、あるいは誤解してもらっちゃ困るというつもりがあって、日本では展示会をしてないんですね。

 

田原桂一の写真

ヨウジヤマモト メタファー05 田原桂一ピエール・アントニウッチ
1984-1985年秋冬
「メタファー(METAPHORE)」より

 

ヨーロッパの刺すような鋭い光に衝撃を受け、パリにとどまり写真家としての活動を始めた田原桂一。

田原桂一が撮った写真の光と影の描写に、息を飲んでしまいます。

ファッションブランドのカタログ写真というより、アート作品のようです。

田原桂一があとがきに、

コンタクトプリントを眺めながら、田山君が、男が出てれば十分ですよと言ってくれた。

 と書いています。

この田山君とは、ファッションデザイナーの田山淳朗の事ですよね?

 

山本耀司のあとがき「無題」

ヨウジヤマモト メタファー06 田原桂一ルチアーノ・キャステリ
1985-1986年秋冬
「メタファー(METAPHORE)」より

 

山本耀司のあとがき「無題」の最後部分を引用します。

男しか残らない。
光と影しか残らない。
服は要らないのです。
服は、あゝ、
服なんか、要らないのです。

80年代の空気を感じ、恥ずかしさすら覚えてしまいます。

赤面してしまいます。

今、こんなセリフを吐く人はいないでしょう。

しかし、ファッションに夢を感じ、
「ファッションに、だまされてみようか。」
と思ってしまう言葉でもあるのです。

 

田原桂一と山本耀司の対談は、以下をご覧ください。

  1. 田原桂一と山本耀司の対談 METAPHORE 1
  2. 田原桂一と山本耀司の対談 METAPHORE 2
  3. 田原桂一と山本耀司の対談 METAPHORE 3 
  4. 田原桂一と山本耀司の対談 METAPHORE 4
  5. 田原桂一と山本耀司の対談 METAPHORE 5

 

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