ヨウジヤマモト2005年秋冬のDM+Y’s

ヨウジヤマモトの古いDMで、紹介しにくい形のものが数点ありました。
これから何回かに渡って、紹介します。

 

2005-2006年秋冬

ヨウジヤマモト259 2005-2006年秋冬DM2005-2006年秋冬のDM

 

2005-2006年秋冬のDMは、ミシンで縫われて製本されています。

DMが入っていた封筒には、シルバーで「Yohji Yamamoto」と印字されています。

表紙には、赤い文字が小さく印字してあります。

表紙から、写真がはみ出しています。

これらのデザインは、一体どんな意味を持っているのでしょうか?

それとも、意味などないのでしょうか?

 

シルバーのメタルボタン

ヨウジヤマモト260 2005-2006年秋冬DM2005-2006年秋冬のDM

 

2005-2006年秋冬は、全国的にシルバーのメタルボタンが流行しました。

ゴールドではなく、シルバーが流行ったのは珍しいことでした。

ヨウジヤマモトプールオムでも、シルバーのメタルボタンが付いた服がたくさん出ていました。

封筒のシルバーのロゴは、シルバーのメタルボタンを表現しているのかもしれません。

メタルボタンは、ボタン付け糸が切れやすいです。

特にシャツにメタルボタンをつけた場合、ボタン付け糸はすぐに切れてしまいます。

2006年春夏には、シルバーのメタルボタンは流行遅れになりました。

ボタン付け糸がすぐに切れる方が違うボタンに付け替えることができるので、結果的に良かったのかもしれません。

私は、メタルボタンの付いた服を買いませんでした。

 

格好よい袖付け

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この写真は雰囲気がよく、とても格好が良いです。

ジャケットには、メタルのドットボタンが使われています。

この写真のロゴは、本当はシルバーです。

ロゴが、黒くなってしまったのが残念です。

このころのヨウジヤマモトプールオムのジャケットは、袖付けが格好良いです。

このころのジャケットは、

  1. 身頃の表布と袖の表布を縫った後、身頃の裏布を表布のアームホールに中とじします。
  2. アームホールの中とじは、「落としじつけ」で行います。
  3. その後、袖山の裏布をまつります。
  4. アームホールの下側は、星どめします。

このようにすると、袖のおさまりが良くなります。

本当にこのときの袖付けは、良いですね。

最近の日本の工場は、まともな袖付けができなくなってしまったのでしょうか?

(詳しい縫製方法は、「テーラードジャケットの袖付け」を参考にしてください。)

 

風合いのいい布地

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このころヨウジヤマモトでは、とても風合いの良い布地を使っていました。

なんだか思い出話になってしまっていますが、本当に良い布地でした。

2005-2006年秋冬のシーズンに、コートを買いました。

いま見ても、本当に良い布地です。

いまではどの売り場でも見つけることができないほど、素晴らしい布です。

この布を見ると、

  • 厚さ
  • 張り感
  • 落ち感
  • 打ち込み
  • 風合い

全てにおいて、良いと思えるのです。

 

服の文明化

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山本耀司は田原桂一との対談の中で、

それに比して日本は、僕らの職業でもどんどん文化性が薄れていってると、自分で思いますね。
手でつくらなくなっているからね。
さわって物をつくらなくなっているから、どんどん文化じゃなくなってるというか、文明になっちゃってる。
洋服までが文明になっちゃっているということですね。

と言っています。

この対談は、1985年のものです。

それから32年経った現在、さらに服の文明化が進みました。

文明化が進んだ服は、日本のいたるところにあふれています。

 

Y’s 2006-2007年秋冬

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Y’sのDMが、1部残っていました。

とても大きいDMで、どのように紹介しようか考えていました。

上の写真は、折りたたんだ状態です。

赤いラインが、印象的です。

このころのヨウジヤマモトとY’sのDMは、とても大きいです。

そして、折りたたまれているものが多いです。

 

まとめ

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上の写真は、広げた状態のDMです。

A3くらいの、大きさです。

黒と赤を、うまく使っています。

2005-2006年秋冬のDMを見ていて、いまの服に対する不満があふれてきました。

それはヨウジヤマモトプールオムに対する不満でもあるし、そのほかの服に対する不満でもあります。

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