レオナール・フジタとモデルたち

府中市美術館とDIC川村記念美術館で、藤田嗣治の特別展が開催されています。
今回は、DIC川村記念美術館「レオナール・フジタとモデルたち」展に行ってきました。

 

レオナール・フジタとモデルたち
DIC川村記念美術館

藤田嗣治06 dic川村美術館「レオナール・フジタとモデルたち」展 フライヤー

 

「レオナール・フジタとモデルたち」展

  • 開催期間:2016年9月17日(土)-2017年1月15日(日)
  • 開館時間:9:30-17:00(入場は16:30まで)
  • 休館日 :月曜日(9/19,10/10.1/9は開館)
         9/20, 10/11, 12/25-1/2, 1/10
  • 入館料 :一般1,300円(1,100円)
         学生・65歳以上1,100円(900円)

         小中高600円(500円)
         *( )内は20名以上の団体料金
  • 開催場所:DIC川村記念美術館
         千葉県佐倉市坂戸631

電車で行く場合は、京成佐倉駅とJR佐倉駅が最寄り駅です。

京成佐倉駅とJR佐倉駅、共に無料の送迎バスが出ています。

私は電車で行きましたが、片道で2時間30分かかりました。

遠かったですが、本当に行ってよかったです。

府中市美術館の「藤田嗣治」展のチケット半券を持って行くと、団体料金に割引してもらえます。

 

展覧会の様子

藤田嗣治07 自画像自画像 藤田嗣治 1936年
「レオナール・フジタとモデルたち」展フライヤーより

 

  • 自画像
    藤田嗣治
     1936年
    平野政吉美術館
    油彩、キャンヴァス
    127.7×191.9cm

「レオナール・フジタとモデルたち」展は、とても軽やかに藤田嗣治の世界が展開していきました。

  • 藤田嗣治が妻・登美子に送った手紙や写真
  • フランスのファッション誌

など、とても興味深い資料がたくさん展示されていました。

また藤田嗣治の初期の作品は時代色を反映しながら、私が知っている藤田嗣治の絵とは全く違ったタッチで面白かったです。

 

藤田嗣治の画力のすごさ

藤田嗣治08 角力角力 藤田嗣治 1934年
「レオナール・フジタとモデルたち」展フライヤーより

 

  • 角力
    藤田嗣治
    1934年
    水彩、紙

「レオナール・フジタとモデルたち」展は、

  • 水彩
  • エッチング
  • 鉛筆で描いた絵

が多く展示されていました。

このことが、軽やかさを生んでいたのかもしれません。

藤田嗣治が鉛筆で描いた絵は、とても素晴らしかったです。

線や陰影が、的確にモデルを描き出していました。

絵のすごさでいうと、府中市美術館の「藤田嗣治」展に展示されていた「五人の裸婦」(1923年)のフローリングが見事でした。

木でできた本物の額縁と、絵のフローリングの区別がつきませんでした。

本物の額縁と絵が、同化しているようでした。

 

服の縫い目

藤田嗣治09 カルチエ・ラタンカフェ カルチエ・ラタン 藤田嗣治 1958年
「藤田嗣治画文集 猫の本」より
ISBN4-06-211844-0

 

  • カフェ カルチエ・ラタン(ビストロ)
    藤田嗣治
    1958年
    カルナヴァレ美術館
    油彩、キャンヴァス
    97×146cm

上の絵は、’50年代のファッションをよく現しています。

中央の女性が履いているデニムは、脇の縫い目が巻き縫いされているのがわかりました。

 

エッチング

藤田嗣治10 エッチング自画像自画像 藤田嗣治 1927年
「藤田嗣治画文集 猫の本」より

 

  • 自画像
    藤田嗣治
    1927年
    パリ国立図書館
    ドライポイント
    45.5×35cm

「レオナール・フジタとモデルたち」展は、エッチングの作品が多いのが特徴の1つでした。

同じ 構図の

  • 油彩
  • エッチング

が並べて展示されていて、とても興味深かったです。

藤田嗣治とジャン・コクトーの共作、「海龍」という本の展示が嬉しかったです。

藤田嗣治の挿絵で、文章がジャン・コクトーです。

本や写真など、貴重な資料に釘付けになってしまいました。

 

2つの展覧会

DIC川村記念美術館の「レオナール・フジタとモデルたち」展と、府中市美術館の「藤田嗣治」展

藤田嗣治をそれぞれ別の角度から編集し、とても興味深かったです。

  • 「レオナール・フジタとモデルたち」展は、軽やかな感じです。
  • 「藤田嗣治」展は、緊張感があって重い感じです。

どちらの展覧会も、とても良かったです。

両方の展覧会を見て、大正解だったと思います。

 

DIC川村記念美術館

藤田嗣治11 dic川村美術館DIC川村記念美術館 外観

 

DIC川村記念美術館は、森のような広大な庭園の中にある美術館です。

東京の近郊にいることを、忘れてしまいます。

 

庭園

藤田嗣治12 dic川村美術館DIC川村記念美術館 池

 

美術館のすぐ脇には、大きな池があります。

噴水が3個くらいあり、白鳥が泳いでいます。

とても、優雅な庭園です。

 

休憩所

藤田嗣治13 dic川村美術館DIC川村記念美術館 庭園の休憩所

 

庭園には、小川が流れています。

小川のせせらぎをたどって行くと、休憩所があります。

休憩所の中には、トイレと飲み物の自動販売機があります。

コーヒーは、自動販売機で豆を挽いて提供されます。

コーヒーを屋内で飲んでもテラスで飲んでも、ゆったりとした時間が過ごせます。

 

まとめ

藤田嗣治14 dic川村美術館夕暮れのDIC川村記念美術館

 

DIC川村記念美術館は、とても楽しい一日を過ごせる貴重な美術館です。