タピオ・ヴィルカラ

製品は見たことがあっても、タピオ・ヴィルカラのことは知りませんでした。
今回はフィンランドのデザイナー、タピオ・ヴィルカラについて調べてみます。

 

タピオ・ヴィルカラ

タピオ・ウィルカラ02タピオ・ヴィルカラ
「ELLE DECOR No.139 2015年8月号」より

 

タピオ・ヴィルカラ(Tapio Wirkkala)

  • 1915年 フィンランドのハンコに生まれる(6月2日)
  • 1936年 ヘルシンキの美術学校で彫刻を学ぶ
  • 1947年 イッタラ社のデザインコンペで最優秀賞を受賞
  • 1951年 ミラノ・トリエンナーレで3部門グランプリを受賞
  • 1985年 死去(5月19日)

 

ヴェニーニ社

タピオ・ウィルカラ03ボッレ タピオ・ヴィルカラ 1966年
「ELLE DECOR No.139 2015年8月号」より

 

  • ボッレ
    タピオ・ヴィルカラ
    1966年
    ヴェニーニ社

タピオ・ヴィルカラは毎年5月に、ヴェニーニ社の仕事でヴェネツィアに家族で赴きました。

ヴェニーニ社でタピオ・ヴィルカラは、長年にわたり創作を続けました。

ヴェネツィアの職人には、イタリア人よりもヴェネツィアらしいデザインを生み出すと賞賛されました。

タピオ・ヴィルカラは、相手の心を汲み取る能力に優れていました。

 

ラップランドの小屋

タピオ・ウィルカラ04ヴィルカラ・ディケーズ タピオ・ヴィルカラ
「ELLE DECOR No.139 2015年8月号」より

 

  • ヴィルカラ・ディケーズ
    タピオ・ヴィルカラ
    ヴィルカラ生誕100年記念(2015年)
    イッタラ社
    左から
    Kaleva(1980年)
    Tapio(1954年)
    Niva(1972年)
    Ultima Thule(1968年)

ヴェニーニ社での仕事が終わると、ラップランドで8月の終わりまで3ヶ月間過ごしました。

タピオ・ヴィルカラは1950年代に、ラップランドに築100年になる伝統的なサーミ人の小屋を手に入れました。

無駄なものは一切なく、大自然の中にただぽつんと佇んでいる小屋でした

夏小屋での生活は、タピオ・ヴィルカラがもの作りに明け暮れるための重要な時間でした。

 

ウルティマツーレ

タピオ・ヴィルカラ05ウルティマツーレ プレート タピオ・ヴィルカラ 1968年
「ELLE DECOR No.139 2015年8月号」より

 

  • ウルティマツーレ プレート
    タピオ・ヴィルカラ
    1968年

    イッタラ社

ウルティマツーレとは、日が沈む事の無い氷と雪に閉ざされた極北の島のことです。

タピオ・ヴィルカラは、ラップランドの氷が融ける様子にインスピレーションを得てデザインしました。

試作品は、タピオ・ヴィルカラ自身が型を手彫りしました。

 

両利き

タピオ・ヴィルカラ06バード コーヒーテーブル タピオ・ヴィルカラ
「ELLE DECOR No.139 2015年8月号」より

 

  • バード コーヒーテーブル
    タピオ・ヴィルカラ
    ポルトローナ・フラウ社

タピオ・ヴィルカラは、もともと左利きでした。

練習を重ねて、両利きになりました。

どんな道具も自在に扱い、何人もの職人たちを唸らせました。

タピオ・ヴィルカラは、料理も得意でした。

タピオ・ヴィルカラの料理は素早いので、普段の食事を作っていました。

 

シャイなタピオ・ヴィルカラ

タピオ・ヴィルカラ07ガラスの花器 タピオ・ヴィルカラ
「北欧デザイン手帖」より
ISBN978-4-579-21019-0

 

ガラスの花器
タピオ・ヴィルカラ

タピオ・ヴィルカラは、シャイでした。

建築家のユハニ・バッラスマーによると、

 

ヴィルカラは圧倒的な存在感を放ち、一見近寄りがたいが、親切でいつも機嫌がよかった。
莫大な仕事量を抱えながらも忙しいと言うのを聞いたことがない。
友人と会えば仕事を忘れて、きっちり時間を作っていた。
気持ちの込もった握手をする人だった。

「ELLE DECOR No.139 2015年8月号」p103より引用

そうです。

 

まとめ

タピオ・ヴィルカラ08ガラスのボウル タピオ・ヴィルカラ
「北欧デザイン手帖」より

 

  • ガラスのボウル
    タピオ・ヴィルカラ

今までの私はタピオ・ヴィルカラの、

  • 製品
  • 名前

が一致しませんでした。

いろいろな本に、「タピオ・ヴィルカラは天才デザイナー」と書いてありました。

製品を見て、私も「タピオ・ヴィルカラは天才デザイナー」だと思います。

タピオ・ヴィルカラの外見と天才デザイナーということから、気難しい人だと思っていました。

タピオ・ヴィルカラが、親切でいつも機嫌がよかったことを知ってほっとしました。

私も、そんな人になりたいと思いました。

 

こちらも参考にしてください。

 

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