渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く

紙布(しふ)を見に行ったとき、「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」も観ました。
1867年のパリの様子を知ることができると、思ったからです。

 

渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く

渋沢栄一02 パリ万国博覧会へ行く「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」フライヤー

 

渋沢栄一渡仏百五十年

企画展「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」

  • 開催期間:2017年3月18日(土)-2017年6月25日(日)
  • 開館時間:10:00-17:00
         (入館は16:30まで)
  • 休館日 :3/21、27、4/3、10、17、24
         5/1、2、8、9、15、22、29
         6/5、12、19
  • 入館料 :大人  300円(240円)
         小中高 100円(80円)
         *( )内は、20名以上の団体料金
  • 開催会場:渋沢史料館
         東京都北区西ヶ原2-16-1(飛鳥山公園内)
         JR京浜東北線「王子駅(南口)」より徒歩5分
         東京メトロ南北線「西ヶ原駅」より徒歩7分
         都電荒川線「飛鳥山駅」より徒歩5分
         都営バス(王40甲・王55・草64系統)「飛鳥山バス停」より徒歩5分
         北区コミュニティバス「飛鳥山公園バス停」より徒歩3分

 

ナポレオン3世とウージェニー皇后

渋沢栄一03 ナポレオン3世 ウージェニー左・ウージェニー皇后 中央・ルイ皇太子 右・ナポレオン3世
「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」図録より

 

1967年3月7日に、渋沢栄一はフランスのパリに到着しました。

パリ万国博覧会に参列する、将軍徳川慶喜の弟・昭武に随行しての渡仏でした。

博覧会とはさまざまな、

  • 産業
  • 技術
  • 芸術
  • 文化

などを展示して、人々に観覧させる催しのことです。

1851年にイギリスで開催された、ロンドン万国博覧会の成功は他の諸国にも影響を与えました。

フランス皇帝ナポレオン3世は、万国博覧会を、
「全世界の人々が工業力を競うオリンピックである。」
と位置付けました。

さらに自らの権力基盤を固めようとする、意義を見出していました。
(この3年後の1870年、ナポレオン3世は失脚します。)

渋沢栄一が視察したパリ万博は、

期間:1867年4月1日-1867年11月3日

会場:セーヌ川沿いのシャン・ド・マルス(練兵場)

で開催されました。

この時代は、クリノリン・スタイルの時代でした。

ウージェニー皇后の姿に、クリノリン・スタイルの特徴がよく見てとれます。

 

リヨンの絹産業

渋沢栄一04 リヨンの絹製品リヨンの絹製品展示
” L’EXPOSITION UNIVERSELLE DE 1867 ILLUSTREE “より
「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」図録より

 

工業化が始まった19世紀前半には、リヨンはヨーロッパ最大の絹織物・繊維産業都市となりました。

リヨンでは、

がつくられていました。

このブログには、リヨンが度々登場します。

そのリヨンの絹製品が展示されているイラストを見つけ、私は嬉しくなりました。

 

皮革製品

渋沢栄一05 皮革製品ギャラリー皮革製品ギャラリー
” L’EXPOSITION UNIVERSELLE DE 1867 ILLUSTREE “より
「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」図録より

 

「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」には、このようなイラストがたくさん展示してありました。

1867年のパリの様子が伝わって、とても興味深かったです。

展覧会には、日本の文献もたくさんありました。

今回は、パリ万博の様子が描かれたイラストだけを紹介しています。

 

農業製品

渋沢栄一06 農業製品ギャラリー農業製品ギャラリー
” L’EXPOSITION UNIVERSELLE DE 1867 ILLUSTREE “より
「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」図録より

 

こちらのイラストには、女性の服装が描かれています。

  • クリノリン・スタイルのドレス
  • ボンネット(帽子)
  • レースのショール(またはカシミア・ショール)

を着用していることがわかります。

 

晩香盧 (ばんこうろ)

渋沢栄一07 晚香盧晩香盧

 

「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」を観ると、晩香盧と青淵文庫を見学できます。

こちらの公開は、15:45までです。

晩香盧(ばんこうろ)

  • 国指定重要文化財
  • 落成:1917年

渋沢栄一の喜寿(77歳)を祝って、清水組(現・清水建設株式会社)より贈られた洋風茶室です。

渋沢邸を訪れた賓客をもてなすために、利用されました。

 

青淵文庫(せいえんぶんこ)

渋沢栄一08 青淵文庫青淵文庫

 

青淵文庫(せいえんぶんこ)

  • 国指定重要文化財
  • 竣工:1925年

渋沢栄一の傘寿(80歳)と子爵に昇進したお祝いを兼ねて、1925年に竜門社(現・公益財団法人渋沢栄一記念財団)が贈呈しました。

書庫として建設されたことから、全体的に堅牢です。

鋼鉄の書棚など、機能にも十分こだわった建築となっています。

「渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く」は、いろいろな角度から観ることができる展覧会でした。