妹島和世 SANAA×北斎 すみだ北斎美術館

会期が短い展覧会だったので、急いで行ってきました。
両国駅におりたのは、何年ぶりだったことでしょう。

 

妹島和世 SANAA×北斎

妹島和世 SANAA×北斎01「妹島和世 SANAA×北斎」展フライヤー

 

妹島和世 SANAA×北斎

  • 開催期間:2017年10月31日(火)-2017年11月12日(日)
  • 開館時間:9:30-17:30
         (入館は17:00まで)
  • 休館日 :11月6日(月)
  • 開催会場:すみだ北斎美術館
         東京都墨田区亀沢2-7-2
  • 入館料 :一般      600円(480円)
         高校生・大学生 450円(360円)
         65歳以上    450円(360円)
         中学生     200円(160円)
         障がい者    200円(160円)
         *( )内は20名以上の団体料金

 

すみだ北斎美術館

妹島和世 SANAA×北斎02すみだ北斎美術館の外観

 

  • すみだ北斎美術館
    妹島和世
    2016年
    東京都墨田区

「すみだ北斎美術館のスタディから現実までのプロセス(4階企画展示室)」と題された、妹島和世の文章があります。

以下に、引用します。

関連性の形、あるいはランドスケープの建築

すみだ北斎美術館の計画は2009年のはじめ、コンペティションから始まりました。
コンペに参加するために最初にこの敷地を訪れた時、難しい敷地だなあと思いました。
線路と児童公園にはさまれ、JRでアプローチするのと地下鉄でアプローチするのでは、建物の反対側にたどり着きます。
さらに周りには、2階建てから12階建ての様々な用途の様々なボリュームの建物が密集してたっています。
すみだは、北斎が生まれ、多くの時間を過ごしたところですが、敷地の周りは、全く新しい街区が広がっているようでありながら、何か遠く北斎が生きていた時間まで続く雰囲気も併せ持つ地域であると感じました。
そういういわば下町的な場所とのちに文化財公開承認施設となる北斎美術館をどのようにつなげればいいかを考えました。
周りのスケールに溶け込ませようとしたこと、北斎美術館であること、同時に地域の住民のための場所としても使われること、展示室とその導入部を完全に外光から閉じることなどから、複数のボリュームがついたり離れたりして、壁で囲われた建物でありながら周りの環境に関係を持てるような作り込み方を試みようと考えました。
出来上がった形を関係性の形と呼べないだろうかと考えました。
それぞれのボリュームは1つづつプログラムに対応しており、階によって必要面積が異なるので大きさが変化し斜めの壁面が生まれます。

外観には反射するアルミを使用しました。
方位により反射率の異なる2種類のパネルを使い分けています。
北斎の絵の特徴として、さまざまなパースペクティブの重ね合わせが挙げられます。
色々な状況に応じて、斜めの壁はほんの少し現実と異なる風景或いは空気感を浮かび上がらせます。
過去から未来に向けて北斎のイメージにつながり続けるすみだ北斎美術館を作りたいと考えました。

妹島和世

 

すみだ北斎美術館の模型

妹島和世 SANAA×北斎03すみだ北斎美術館の模型

 

両国の駅前には江戸東京博物館という、ばかでかい建物があります。

この建物を見たとき、「周りのスケールに溶け込ませようとしたこと」という妹島和世の言葉の意味がよくわかります。

私は江戸東京博物館の外観を初めて見ましたが、磯崎新が「粗大ゴミ」と評価した気持ちがわかりました。

 

すみだ北斎美術館のスタディ模型

妹島和世 SANAA×北斎04すみだ北斎美術館のスタディ模型(1/200)

 

展示室の入り口を入ると、スタディ模型がたくさんありました。

見に来た子供も、楽しそうに模型を眺めていました。

 

すみだ北斎美術館の階段スタディ模型

妹島和世 SANAA×北斎05すみだ北斎美術館の階段スタディ模型

 

階段のスタディ模型も、たくさんありました。

この後、実際に階段を降りてみました。

1階から地下室への螺旋階段で、私は目が回り気持ち悪くなってしまいました。

 

すみだ北斎美術館の外装スタディ模型

妹島和世 SANAA×北斎06すみだ北斎美術館の外装スタディ模型

 

すみだ北斎美術館の写真を見ていて、切り込みに見える開口部分に興味を持ちました。

実際に美術館の中に入ると、開口部分がよくできていました。

 

豊島美術館

妹島和世 SANAA×北斎07豊島美術館

 

  • 豊島美術館
    西沢立衛
    2010年
    香川県土庄町

豊島美術館は、西沢立衛の代表的な建築作品のひとつです。

手前の模型には、「西沢所有」と書かれたシールが貼ってありました。

 

梅林の家

妹島和世 SANAA×北斎08梅林の家

 

  • 梅林の家
    妹島和世
    2003年
    東京都

梅林の家は今年、

で見ました。

今回の「妹島和世 SANAA×北斎」展が、梅林の家を一番見やすかったです。

 

ロレックスラーニングセンター

妹島和世 SANAA×北斎09ロレックスラーニングセンター

 

  • ロレックスラーニングセンター
    SANAA
    2010年
    スイスローザンヌ

ロレックスラーニングセンターは以前、ヴィム・ヴェンダースの「もしも建築が話せたら・・・」という3D映像で見たことがありました。

 

荘銀タクト鶴岡

妹島和世 SANAA×北斎10荘銀タクト鶴岡

 

  • 荘銀タクト鶴岡
    妹島和世
    2017年
    山形県鶴岡市

鶴岡市は、私の出身地にとても近いです。

数年前に新建築という雑誌で、鶴岡市に妹島和世が設計した建物ができることを知りました。

完成が、とても楽しみでした。

 

荘銀タクト鶴岡の大ホール

妹島和世 SANAA×北斎11荘銀タクト鶴岡の大ホール

 

すみだ北斎美術館のベンチに座って、妹島和世の模型をぼんやり眺めていました。

「不思議な形を、よく思いつくなあ」と、思いました。

しかし、私も不思議な形の服をデザインしていることに気がつきました。

今まで意識したことはありませんでしたが、妹島和世と私はもしかすると似ているのかもしれません。

 

ブタペスト・リゲット新国立美術館

妹島和世 SANAA×北斎12ブダペスト・リゲット新国立美術館

 

  • ブダペスト・リゲット新国立美術館
    SANAA
    ハンガリーブダペスト

ブダペスト・リゲット新国立美術館の模型を見ていて、ミルクレープが食べたくなりました。

帰りにミルクレープを買って、自宅で食べました。

ミルクレープを食べながら、ブダペスト・リゲット新国立美術館の模型を思い出しました。

 

まとめ

妹島和世 SANAA×北斎13すみだ北斎美術館からの景色

 

すみだ北斎美術館は、地元の人に愛されている美術館のようでした。

子供達が、美術館の入り込んだところでカードゲームをしていました。

展示を見に来た人たちも、みんな笑顔でした。

子供からお年寄りまで、楽しんでいる美術館でした。

 

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