川久保玲 コム デ ギャルソン

私は服作りの初期の段階で、大いに川久保玲の影響を受けています。
しかし川久保玲については、それほど詳しくはありません。

 

川久保玲

川久保玲 コム デ ギャルソン02川久保玲
「ヴィジョナリーズ ファッション・デザイナーたちの哲学」
ISBN978-4-86020-148-7

 

  • 川久保玲
    Portrait : Timothy Greenfield-Sanders

川久保玲

  • 1942年 東京都に生まれる(10月11日)
  • 1964年 慶應義塾大学文学部哲学科を卒業
         株式会社旭化成宣伝部に入社
  • 1967年 フリーランスのスタイリストになる
  • 1969年 「コム デ ギャルソン」をスタート
  • 1973年 会社を設立
  • 1975年 東京コレクションに初参加
         東京に最初のショップをオープン
  • 1978年 メンズライン「コム デ ギャルソン オム」を立ち上げる
  • 1981年 パリコレクションに初参加
  • 1982年 パリに最初のショップをオープン
  • 1988年 ブランド誌「Six」を創刊
  • 1996年 ビジュアル・アート誌「ヴィジョネアー」のゲスト・エディターになる
  • 2001年 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞
  • 2017年 メトロポリタン美術館で
         「Rei Kawakubo/Comme des Garçons Art of the In-Between」展開催

 

私とコム デ ギャルソンの話

川久保玲 コム デ ギャルソン03ドレス コム デ ギャルソン 1984年春夏
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より
ISBN978-3-8365-5719-1

 

  • ドレス
    川久保玲/コム デ ギャルソン
    1984年春夏
    白い平織りの綿素材のワンピース・ドレス
    カットワークとシャーリング

コム デ ギャルソンについて、何を書こうか迷っています。

コム デ ギャルソンに関する本は、たくさん出版されています。

川久保玲のインタビューは少ないといいながら、古いものから集めればかなりの量になるでしょう。

熱烈なファンもたくさんいそうなので、私には特別なことも書けそうにありません。

私とコム デ ギャルソンの話でも、書いてみようと思います。

 

フロムファースト

川久保玲 コム デ ギャルソン04ウェディング・ドレス コム デ ギャルソン 1990年秋冬
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • ウェディング・ドレス
    川久保玲/コム デ ギャルソン
    1990年秋冬
    白の不織布のワンピース・ドレス
    裾の各辺に紐が通されている
    同素材のペティコート

私が大学生の頃に読んだ林真理子の本に、

青山のフロムファーストビルにあるカフェ「フィガロ」で、川久保玲と山本耀司が楽しそうにお茶を飲んでいる姿を何度か見かけた。

という内容がありました。

この引用部分は、私の30年前の記憶なので正確ではありません。

私はこの部分を読みたいだけのために、林真理子の本を買ってしまいました。

青山に大きい本店ができる前のことで、私は骨董通りの店や渋谷西武の店を覗いていました。

しかし、コム デ ギャルソンで買い物をしたことはありませんでした。

 

コム デ ギャルソンで買ったことがあるもの

川久保玲 コム デ ギャルソン07ドレス コム デ ギャルソン ノアール 1991年秋冬
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • ドレス
    川久保玲/コム デ ギャルソン ノアール
    1991年秋冬

  • 白い絹タフタのワンピース・ドレス
    「松の木」のハンド・ペイント
    裾に綿が入った金ラメ

  • 黒い絹タフタのドレス
    「飛翔する鶴」のハンド・ペイント
    裾に綿が入った赤い布

私が装苑賞に応募し始め、ストッキングなどをコム デ ギャルソンで買うようになりました。

買ったものを、装苑賞の写真で説明します。

などを買いました。

他にも、短い手袋なども買ったかもしれません。

また自分用には、コム デ ギャルソン オム プリュスのスニーカーを買ったことがあります。

どれも、1万円以下の値段でした。

1980年代の後半、コム デ ギャルソン オム プリュスのベルトは6,000円で買うことができました。

 

コム デ ギャルソンの影響

川久保玲 コム デ ギャルソン05ドレス コム デ ギャルソン ノアール 1992年春夏
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • ドレス
    川久保玲/コム デ ギャルソン ノアール
    1992年春夏
    カットワークされたポリエステル・レーヨンの紙
  • 左:日本の文様の「御所車」
  • 右:日本の文様の「もみじ」

今日コム デ ギャルソンの服を見て、私はギャルソンの影響をたくさん受けていたことに驚きました。

学生のときには意識したことはありませんでしたが、中村乃武夫先生にギャルソンの影響を指摘されたことがありました。

中村乃武夫先生は江戸っ子口調で、
「君は、コム デ 何とかが好きなのかい?」
と私に言いました。

しかしかなり前に、私はコム デ ギャルソンの影響を受けなくなりました。

川久保玲の作風はどんどん変化し、私の行きたい道とは大きくかけ離れて行きました。

 

コム デ ギャルソン オムとY’s for menのシャツ

川久保玲 コム デ ギャルソン06ドレス コム デ ギャルソン ノアール 1994年秋冬
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • ドレス
    川久保玲/コム デ ギャルソン ノアール
    1994年秋冬
    縮絨したグレーのウール・ナイロン
    前身頃に布をねじった筒がついてる

30年前に、コム デ ギャルソン オムのシャツかY’s for menのシャツを買うか迷ったことがありました。

コム デ ギャルソンのシャツは、9,800円でした。

Y’s for menのシャツは、12,000円でした。

結局私は、Y’s for menのシャツを買いました。

それ以来、Y’ for menとヨウジヤマモトプールオムを買っています。

このときが、私とコム デ ギャルソンの分岐点でした。

数年後コム デ ギャルソン オムのジェケットを見て、ギャルソンを買わなかった理由がはっきりしました。

ギャルソンのジャケットの袖山は、ヨウジヤマモトのジャケットの袖山よりも大きく見えたのでした。

 

まとめ

川久保玲 コム デ ギャルソン08ドレス コム デ ギャルソン 1997年春夏
「Pen No.307 2012年2/15 1冊まるごとコム デ ギャルソン」より

 

  • ドレス
    川久保玲/コム デ ギャルソン
    1997年春夏
    白いナイロン・ウレタン製ストレッチ素材にライト・ブルーのギンガム柄をプリントしたワンピース・ドレス
    ダウン・パッド
    写真:パオロ・ロヴェルシ

川久保玲は、経営がとても上手です。

今でもときどき、「ギャルソンのファンだったらよかった。」と思うことがあります。

コム デ ギャルソン オム プリュスのアーカイブ・コレクションで、チノパンを見たことがあります。

チノパンの値段が、24,000円くらいでした。

お手頃感があって、ギャルソンを着ている人を羨ましいと思いました。

ヨウジヤマモトには、こういうお手頃感のある商品がありません。

山本耀司に川久保玲の経営センスがあればとも思うし、川久保玲に山本耀司の仕立て屋としての技術があればとも思います。

なかなか、上手くはいかないものです。

 

川久保玲については、以下も参考にしてください。

 

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