未来派のクチュリエ パコ・ラバンヌ

スペイン出身のファッションデザイナー、パコ・ラバンヌをようやく紹介できます。
金属を使い、未来を感じさせる服を作りました。

 

パコ・ラバンヌ

パコ・ラバンヌ02ドレス パコ・ラバンヌ 1967年ころ
「FASHION A History from the 18th to 20th Century」より
ISBN978-3-8365-5719-1

 

  • ドレス
    パコ・ラバンヌ
    1967年ころ
    銀色のアルミニウム板を真鍮の金具でつなぎ合わせたワンピース・ドレス

パコ・ラバンヌ

  • 1934年 スペイン、バスク地方に生まれる(2月18日)
  • 1939年 フランスに亡命
  • 1951年 パリに移住
  • 1952年 国立高等美術学校に入学
         建築学を学ぶ
  • 1966年 オートクチュールでデビュー
  • 1969年 香水を発表
  • 1990年 デ・ドール賞を受賞
  • 1999年 引退

 

スペイン内戦

パコ・ラバンヌ03トップスとスカート パコ・ラバンヌ 1967年春夏
「FASHION A History from the 18th to 20th Century」より

 

  • トップスとスカート
    パコ・ラバンヌ
    1967年春夏
    トップスとヒップハンガーのミニスカートのセット
    銀色のアルミニウムの円板を金属で連結

パコ・ラバンヌは、スペイン内戦を体験しました。

パコ・ラバンヌの父は、共和政府の大佐でした。

父は、スペイン内戦中にフランソワ派の部隊によって処刑されました。

パコ・ラバンヌは、スペインで起こった悲劇、恐怖を後になっても引きずっています。

パコ・ラバンヌは母とともに、1939年フランスに亡命しました。

 

建築学

パコ・ラバンヌ04ドレス パコ・ラバンヌ 1969年春夏
「FASHION A History from the 18th to 20th Century」より

 

  • ドレス
    パコ・ラバンヌ
    1969年春夏
    クロムメッキしたプラスティックと鋼の円板を、ステンレスの輪で連結したミニドレス

パコ・ラバンヌは最初、建築学を学びました。

このとき、その後のテーマとなる素材と出会いました。

パコ・ラバンヌは、幾何学的で硬質な素材に美しさを見出しました。

さらに有機的な柔らかい素材を加え、パコ・ラバンヌの新しい手法が生まれました。

パコ・ラバンヌは、

  • プラスチック
  • 金属
  • 不織布

など、新しい素材に挑戦しました。

 

アクセサリーデザイン

パコ・ラバンヌ05トップス パコ・ラバンヌ 1969年ころ
「FASHION A History from the 18th to 20th Century」より

 

  • トップス
    パコ・ラバンヌ
    1969年ころ
    ピンクと白いプラスティックの円板と白い玉をステンレスの輪で連結

パコ・ラバンヌは生活を稼ぐために、アクセサリーデザインをしていました。

アクセサリーをデザインしては、

などのメゾンに売っていました。

また特殊な素材で作った、ボタンやイヤリングを開発しました。

 

まとめ

パコ・ラバンヌ06ドレス パコ・ラバンヌ 1968年ころ
「文化学園服飾博物館コレクション ヨーロピアン・モード」より

 

  • ドレス
    パコ・ラバンヌ
    1968年ころ
    銀色のアルミニウム板を真鍮の金具でつなぎ合わせたワンピース・ドレス

私がパコ・ラバンヌに興味を持ったきっかけは、コム・デ・ギャルソンでした。

1990年ころコム デ ギャルソンが、パコ・ラバンヌ風のドレスを発表しました。

このとき、相当数の人がパコ・ラバンヌに興味を持ったはずです。

パコ・ラバンヌは現役で、パリ・オートクチュールコレクションに参加していました。

伝説のファッションデザイナーのコレクションを、リアルタイムで体験できたことは貴重な体験でした。