マルセル・ブロイヤーの家具 国立近代美術館

東京国立近代美術館に、「マルセル・ブロイヤーの家具」展を見に行きました。
北の丸公園の桜も満開で、とてもいい季節に観に行くことが出来ました。

 

「マルセル・ブロイヤーの家具」展

マルセル・ブロイヤーの家具02「マルセル・ブロイヤーの家具」展フライヤー

 

ワシリーチェアの生みの親
マルセル・ブロイヤーの家具

  • 開催期間 :2017年3月3日(金)-2017年5月7日(日)
  • 開館時間 :10:00-17:00
          (金曜日・土曜日は20:00まで)
          入館は閉館30分前まで
  • 休館日  :月曜日、3月21日(火)
          (3月20日、27日、4月3日、5月1日は開館)
  • 観覧料  :一般  430円(220円)
          大学生 130円(70円)
          ( )内は20名以上の団体料金
  • 無料観覧日:2017年3月5日(日)、4月2日(日)
          5月7日(日)
  • 開催会場 :東京国立近代美術館ギャラリー4
          東京都千代田区北の丸公園3-1
          東京メトロ東西線竹橋駅1b出口 徒歩3分

 

マルセル・ブロイヤー ヨーロッパ期

マルセル・ブロイヤーの家具04ティートローリー
「マルセル・ブロイヤーの家具」展フライヤーより

 

  • ティートローリー
    1932年
    東京国立近代美術館蔵

マルセル・ブロイヤー ヨーロッパ期

  • 1902年 ハンガリーで生まれる
  • 1920年 バウハウス(ヴァイマール)へ入学
  • 1921年 バウハウス家具工房で、木工技術とデザイン感覚を養う
  • 1923年 アム・ホルンのバウハウス実験住宅で「婦人の部屋」等を担当
  • 1924年 バウハウスでマイスターの称号を取得・卒業
         一旦バウハウスを去り、パリへ
  • 1925年 再びバウハウス(デッサウ)に戻り、家具工房主任となる
         クラブチェアB3をデザイン
  • 1928年 バウハウスを辞職
         ベルリンに移り事務所を構える
  • 1930年 装飾芸術家協会展「ドイツ部門」のモデルルーム(パリ、フランス)を担当
  • 1931年 ベルリンの事務所を閉鎖
         ギリシャ、スペイン、北アフリカなど地中海地方を旅行
  • 1932年 ハルニッシュマッヒャー邸(ヴィースバーデン、ドイツ)
  • 1933年 ヴォーンベダルフ社のリデザイン(チューリヒとバーゼル、スイス)
  • 1935年 ロンドンへ移住
         アイソコン社のクリエイティブ・ディレクターに就任

 

マルセル・ブロイヤー アメリカ期

マルセル・ブロイヤーの家具05ネストテーブルB9-9C
「マルセル・ブロイヤーの家具」展フライヤーより

 

  • ネストテーブルB9-9C
    1929年
    東京国立近代美術館蔵

マルセル・ブロイヤー アメリカ期

  • 1937年 グロピウスの依頼でハーバード大学で教職につくためアメリカに渡る
         グロピウスと協同の事務所を設立
  • 1939年 ニューヨーク万国博覧会のペンシルヴァニア館を担当
  • 1941年 グロピウスとの共同経営を解消
         自分の建築事務所を設立
  • 1945年 教職を辞しニューヨークに建築事務所を移す
  • 1947年 コネティカット州ニューケーナンに自邸を建てる
  • 1953年 芦原義信がブロイヤーの事務所に参加
  • 1956年 ニューヨークに建築事務所を設立
         「マルセル・ブロイヤー・アンド・アソシエイツ」
  • 1961年 来日
  • 1966年 ホイットニー美術館を設計
  • 1967年 来日
  • 1976年 ブロイヤーは建築から身を引く
  • 1981年 ニューヨークにて逝去

 

「マルセル・ブロイヤーの家具」展の内容

マルセル・ブロイヤーの家具03クラブチェアB3
「マルセル・ブロイヤーの家具」展フライヤーより

 

  • クラブチェアB3
    1927-28年
    東京国立近代美術館蔵

「マルセル・ブロイヤーの家具」展の入り口に、クラブチェアB3(ワシリーチェア)がありました。

  1. マスクをつけて
  2. クラブチェアB3に座って
  3. 写真を撮る

というコーナーでした。

写真を撮っている人は見かけましたが、マスクをつけている人は見かけませんでした。

会場にはマルセル・ブロイヤーの家具が、たくさん展示されていました。

マルセル・ブロイヤーは有名ですが、多くの作品にふれる機会はありませんでした。

マルセル・ブロイヤーの家具は、20世紀のデザインに大きな影響を与えています。

マルセル・ブロイヤーの家具を模倣したと思われる家具が、私の頭にたくさん浮かんできました。

子どものころ、友達の家にもマルセル・ブロイヤーの家具の模倣品があったことを思い出しました。

 

アームチェアB64
チェスカチェア

マルセル・ブロイヤーの家具06アームチェアB64
「美しい椅子4」より
ISBN4-7779-0244-7

 

  • アームチェアB64
    1929年
    ゲブリューダ・トーネット社
    ガーヴィナ社
    ノル・インターナショナル社

アームチェアB64は、
「世界でもっとも真似された椅子」
と言っても過言ではありません。

スチールパイプには、

  1. 値ごろ
  2. 衛生的
  3. 弾力性

といった多くの利点があります。

1962年、イタリアのガーヴィナ社に製造権が引き継がれた際に「チェスカ」のニックネームがつきました。

マルセル・ブロイヤーの養女、フランチェスカがその由来です。

 

クラブチェアB3
ワシリーチェア

マルセル・ブロイヤーの家具07クラブチェアB3
「美しい椅子4」より

 

  • クラブチェアB3
    1925年
    シュタンダルトメーベル社
    ノル・インターナショナル社

クラブチェアB3は、マルセル・ブロイヤーが鋼管を使ってつくった最初の椅子です。

この革新的な材料の選択は、そのころ買ったアドラー自転車からひらめいたと言われています。

クラブチェアB3は、バウハウスの教授だったワシリー・カンディンスキーのためにデザインされました。

カンディンスキーがこの椅子を非常に気に入っていたことから、「ワシリー」と名付けられました。

鋼管を曲げて家具をつくる、という発想と技術は、革新的な出来事でした。

 

まとめ

マルセル・ブロイヤーの家具08東京国立近代美術館2階ベランダより

 

「マルセル・ブロイヤーの家具」展を見終えて、

  • マルセル・ブロイヤーが載っている本
  • 雑誌
  • バウハウスについての本

などを見返してみました。

ファッションとの関係もありそうなので、関連性を調べるのも面白そうです。

東京国立近代美術館では、常設展示の作品を見ることができました。

  • 藤田嗣治の絵画
  • パブロ・ピカソの絵画
  • アンリ・マティスの絵画
  • アンリ・ルソーの絵画
  • 植田正治の写真
  • たくさんの椅子

があり、とても良かったです。

2階のベランダからは桜並木が見えて、本当にいい季節でした。