陶芸家 ルーシー・リー

いつか、ルーシー・リーのことを書きたいと思っていました。
つい最近資料が見つかったので、ルーシー・リーを紹介します。

 

ルーシー・リー(ウィーン時代)

ルーシー・リー02青釉鉢 ルーシー・リー 1978年ころ
国立新美術館「ルーシー・リー展」フライヤーより

 

  • 青釉鉢
    ルーシー・リー
    1978年ころ

ルーシー・リー(ウィーン時代)

  • 1902年 オーストリアのウィーンでユダヤ人一家に生まれる
         (3月16日 ルーシー・ゴムパーツ)
  • 1921年 ウィーン工業美術学校の聴講生
         ミヒャエル・ボヴォルニーに陶芸を学ぶ
  • 1922年 ウィーン工業美術学校に入学
  • 1926年 ウィーン工業美術学校を卒業
         ハンス・リーと結婚
  • 1928年 ’27年に構えた新居の内装と家具を、エルンスト・プリシュケに依頼
         アパートに電気窯を設置
  • 1935年 「ブリュッセル万国博覧会」に出品
         金メダルを受賞
  • 1936年 「第6回ミラノトリエンナーレ」に出品
         金メダルを受賞
  • 1937年 「パリ万国博覧会」に出品
         銀メダルを受賞

 

ルーシー・リー(ロンドン時代)

ルーシー・リー03白釉青線文鉢 ルーシー・リー 1979年
国立新美術館「ルーシー・リー展」フライヤーより

 

  • 白釉青線文鉢
    ルーシー・リー
    1979年

ルーシー・リー(ロンドン時代)

  • 1938年 ナチスの迫害を逃れて夫とイギリスに渡る
  • 1939年 アルピオン・ミューズの住居兼工房に転居
         バーナード・リーチと知り合う
  • 1940年 ビミニ社の陶芸ボタンのデザインと制作を手がけ始める
  • 1946年 ハンス・コパーが アルピオン・ミューズの工房へ
  • 1948年 高温焼成用の電気窯を設置
         磁器も手がけ始める
  • 1949年 ロンドンの〈パークレイ・ギャラリー〉でイギリス初個展
  • 1950 年 〈パークレイ・ギャラリー〉でハンス・コパーと二人展
  • 1952年 柳宗悦、濱田庄司と知り合う
  • 1953年 ロンドンのギャラリー〈プリマヴェーラ〉で定期的に作品を発表し始める
         イギリス産業デザイン展に出品
  • 1959年 ハンス・コパー独立
  • 1962年 タイムズ社のための灰皿制作依頼を受ける
  • 1963年 ウェッジウッド社のためにカップ&ソーサーのプロトタイプを制作
         製品化されず
  • 1964年 東京で開催された「現代国際陶芸展」に出品

 

ルーシー・リー(円熟期)

ルーシー・リー05黄釉線文鉢 ルーシー・リー 1968年ころ
国立新美術館「ルーシー・リー展」フライヤーより

 

  • 黄釉線文鉢
    ルーシー・リー
    1968年ころ

ルーシー・リー(円熟期)

  • 1967年 アーツ・カウンシルによる回顧展
         世界から注目を浴びる
  • 1968年 大英勲章大四位受勲
  • 1969年 ロンドン王立美術大学より名誉博士号を授与
  • 1981年 ノーリッチの〈セインズベリー視覚芸術センター〉
         ロンドンの〈ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館〉
         で回顧展
  • 1989年 東京〈草月会館〉
         大阪〈大阪市立東洋陶磁美術館〉
         『現代イギリス陶芸家 ルゥーシー・リィー展』
         ロンドン〈ギャラリー・ベッソン〉で『白い器』展
  • 1995年 死去(4月1日)

 

国立新美術館 ルーシー・リー展

ルーシー・リー04溶岩釉大鉢《マーブル》 ルーシー・リー 1979年ころ
国立新美術館「ルーシー・リー展」フライヤーより

 

  • 溶岩釉大鉢《マーブル》
    ルーシー・リー
    1979年ころ

ルーシー・リー展

  • 開催期日:2010年4月28日(水)-2010年6月21日(月)
  • 開館時間:10:00-18:00
  • 開催会場:国立新美術館

ルーシー・リー展から、もう6年近くの歳月が経っていました。

最近、このルーシー・リー展のフライヤーを見つけました。

良い写真が、たくさん掲載されていました。

ルーシー・リーの陶芸ボタンを、21_21DESIGN SIGHTに見にも行きました。

三宅一生さんが集めた、陶芸ボタンでした。

 

現代イギリス陶芸家 ルゥーシー・リィー

ルーシー・リー07「現代イギリス陶芸家 ルゥーシー・リィー」表紙

 

  • 現代イギリス陶芸家 ルゥーシー・リィー
    発行日    :2009年2月13日
    企画・監修  :三宅一生
    発売     :株式会社求龍堂
    発行     :株式会社三宅デザイン事務所
    ブックデザイン:亀倉雄策
    写真撮影   :石元泰博
    ISBN978-4-7630-0918-0

この本は、1989年の「ルゥーシー・リィー展」の図録を復刻したものです。

とても良くできた本です。

 

ルーシー・リーの魅力

ルーシー・リー06ピンク線文鉢 ルーシー・リー 1980年ころ
「カーサ・ブルータス No.187 2015年10月号」より

 

  • ピンク線文鉢
    ルーシー・リー
    1980年ころ

ルーシー・リーの魅力は、

  1. 美しい色
  2. 薄い凛としたフォルム

にあります。

本当に、美しい色です。

そして細くて高い高台と、朝顔型のフォルムに目が釘付けになってしまいます。

端正なフォルムなのに、温かさを感じます。

「窯を開ける時はいつも驚きの連続。」

この言葉が、ルーシー・リーのつねに瑞々しい驚きと発見に満ちた陶芸制作を物語ってくれます。