レオン・バクスト

1900年代のファッションイラストレーションを見たとき、レオン・バクストの絵に惹かれました。
今回は、レオン・バクストの絵を見ていきます。

 

レオン・バクスト

レオン・バクスト02「シェエラザード」の衣装デザイン レオン・バクスト 1910年
「100years of Fashion Illustration」より
ISBN978-1-85669-462-9

 

  • 「シェエラザード」の衣装デザイン
    レオン・バクスト

    1910年

レオン・バクスト

  • ロシアの画家
  • 挿絵画家
  • 舞台美術家
  • 衣装デザイナー

レオン・バクストの生涯

  • 1866年 白ロシア(現ベラルーシ)に生まれる(2月8日)
  • 1883年 ペテルブルク帝室美術院に学ぶ(-1887年)
  • 1889年 最初の展覧会
  • 1890年 「芸術世界」グループの同人となる
  • 1891年 ヨーロッパ、北アフリカ諸国を旅行
  • 1893年 パリのジュリアン画塾で、
         東方趣味のジャン=レオン・ジェロームらに学ぶ
  • 1896年 ペテルブルクへ帰る
  • 1898年 「芸術世界」誌の表紙絵・挿絵・肖像画で名を広める
  • 1904年 結婚
  • 1911年 バレエ・リュスの舞台装置を担当
  • 1912年 パリに定住
  • 1913年 ロンドンで展覧会
         パリでファッションに関係
  • 1924年 死去(12月28日)

 

レオン・バクストとバレエ・リュス

1900年代のファッションイラストレーション07 レオン・バスクトモダン・ドレス“Dione” レオン・バクスト 1910年
「100years of Fashion Illustration」より

 

  • モダン・ドレス“Dione”
    レオン・バクスト

    1910年
    鉛筆と水彩

1909年、セルジュ・ディアギレフが率いるバレエ・リュスがパリで公演しました。

レオン・バクストはバレエ・リュスの舞台装置で、

など原色づかいの強烈なコントラストの色彩で効果的に仕上げました。

バレエ・リュスの大好評から、
「バクストがポール・ポワレに東洋的な影響を与えた」
と言われるほどでした。

しかしこの批評に、ポール・ポワレはとても不満でした。

モダン・ドレス” Dione “は古典からデザイン発想されていて、マリアノ・フォルチュニィのデルフォス・ドレスによく似ています。

白地に紺プリントのマントは、ラウル・デュフィがポール・ポワレのためにデザインしたもののようです。

 

バレエ・リュスの衣装と装置

レオン・バクスト03「ナルシス」のボイオティア人の衣装デザイン レオン・バクスト 1911年
「ファッションの世紀」より
ISBN4-582-62034-5

 

  • 「ナルシス」のボイオティア人の衣装デザイン
    レオン・バクスト

    1911年

レオン・バクストは、バレエ・リュスの初期の作品

  • 薔薇の精
  • シェエラザード
  • 火の鳥
  • クレオパトラ

などの、衣装と装置を担当しました。

フランスには19世紀末以来、ジャポニスムの熱波が広がっていました。

1904年にジョゼフ=シャルル・マドリュスによって、「千夜一夜物語」が新訳出版されました。

この新訳「千夜一夜物語」が、日本風のものも含めて東洋趣味の流行に拍車をかけました。

「シェエラザード」は、「千夜一夜物語」に着想を得ていました。

「シェエラザード」の舞台は、

  • 天井から吊るされた量感のあるドレープのエメラルド・グリーン
  • くすんだ赤いカーペット

という対比的な配色がせめぎあい、ダイナミックな躍動感を生み出していました。

この舞台でニジンスキーが演じる金の奴隷が、官能的に踊ります。

 

まとめ

レオン・バクスト04「ナルシス」のボイオティア人の衣装デザイン レオン・バクスト 1911年
「ファッションの世紀」より

 

  • 「ナルシス」のボイオティア人の衣装デザイン
    レオン・バクスト

    1911年

レオン・バクストのデザイン画は、絵としての出来もとても素晴らしいものです。

その躍動感が、素晴らしいのです。

そして、デザイン画の色もいいです。

今回は、

  • カラー2枚
  • 白黒 2枚

を紹介しました。

「白黒の絵が、カラーだったら・・・。」
と思ってしまいます。