南アメリカの民俗人形 小池千枝コレクション

小池千枝先生のコレクションから、南アメリカの民俗人形を紹介します。
南アメリカから、数カ国の民俗人形が登場します。

 

ペルーの民俗人形

ペルーの民族人形 小池千枝先生コレクション23ペルーの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」から、小池千枝先生の解説を引用しながら南アメリカの民俗人形を紹介します。

ペルーを訪れると、その文化の高さ、テキスタイルの素晴らしさに驚かされる。

この人形も、顔は後に作られたものというが、衣装はかなり古いものとか。
絣柄(かすりがら)や、前立ての飾りのアイディアがすばらしい。
赤ちゃんをしっかりと抱きしめている。
この人形は、アルゼンチンのブエノスアイレスの骨董屋で求めた。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p51より引用

この服の布は、断ち切りになっています。

そして布を巻きつけたり折ったりしながら、服を体になじませています。

 

感性豊かな衣服

ペルーの民族人形 小池千枝先生コレクション24ペルーの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

リマにて。
感性豊かな衣服を身につけているが、何か哀感漂う人形の顔つきに先住民の悲しさを思う。
明るい顔に出会うと、はっと安心する。
豊かな感性を生かせる明るい国になってほしいと願う。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p51より引用

スカートやショールのトリミングが、かわいらしいです。

色の組み合わせが、多くのファッションデザイナーのデザインソースになっている気がします。

そして毛糸の使い方が、とても面白いです。

 

ベネズエラの民俗人形

ベネズエラの民族人形 小池千枝先生コレクション25ベネズエラの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

縦縞、横縞柄が美しく、赤ちゃんを背負ったり、荷物の背負い方も絵になっていて楽しい。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p48より引用

ベネズエラの衣装には、無地と柄の組み合わせが多く見られました。

パンツは、ハイウエストでしょうか。

 

リュック・スタイル

ベネズエラの民族人形 小池千枝先生コレクション26ベネズエラの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

縞(しま)文様や幾何文様の幅広いベルトのおしゃれ。
何という後ろ姿の愛らしさ、優しさ。
今の若者のリュック・スタイルの原点か。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」背表紙裏より引用

こちらは、無地の服に柄が入った幅の広いベルトを合わせています。

赤と緑を、とてもうまく組み合わせています。

最近私は、補色の組み合わせを考えています。

民俗衣装の中には、補色をうまく組み合わせた配色を見ることがあります。

 

コロンビアの民俗人形

コロンビアの民族人形 小池千枝先生コレクション27コロンビアの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

二人の子供のかぶる帽子は、隣国のパナマ帽か。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p48より引用

男の子の人形は、顔にヒゲが描いてあります。

男の子の

  • パンツの裾
  • シャツの袖口
  • シャツの衿

に描いてあるステッチが、アクセントになっています。

女の子の人形には、毛糸がたくさん使われています。

そして女の子の靴底には、「No.117」というシールが貼ってあります。

小池千枝先生が、人形を整理するためにシールを貼ったのでしょうか?

 

ボリビアの民俗人形

ボリビアの民族人形 小池千枝先生コレクション28ボリビアの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

ボリビアは南アメリカのどのあたりかと、地図で探してみる。
その国の小さな人形を見るだけでも楽しい。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p53より引用

右側のボリビアの人形からは、日本的なものを感じます。

 

グアテマラの民俗人形

グアテマラの民族人形 小池千枝先生コレクション29グアテマラの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

いかにも素朴な手作り人形。
抱いている赤ちゃんが笑っている。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p48より引用

この人形は、ハイウエストのドレスを着ているのでしょうか。

黒いスカートに緑のステッチが見えますが、この色の組み合わせから私はジャン・パトゥのドレスを連想しました。

 

衣装の面白さと気迫

グアテマラの民族人形 小池千枝先生コレクション30グアテマラの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

高さが10センチにみたない人形群であるが、衣装の面白さと同時に気迫を感じる。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p48より引用

左の2体の人形は、ウエストで布を折りたたんでスカートをはいています。

どの人形も、

  • ベルト

をうまく使っています。

 

ブラジルの民俗人形

ブラジルの民族人形 小池千枝先生コレクション31ブラジルの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

花嫁衣装のレディは頭に果実を乗せている。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p53より引用

白いドレスに、カラフルなアクセサリーを合わせています。

 

まとめ

ブラジルの民族人形 小池千枝先生コレクション32ブラジルの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

今回は南アメリカの、

  1. ペルー
  2. ベネズエラ
  3. コロンビア
  4. ボリビア
  5. グアテマラ
  6. ブラジル

6カ国の民俗人形を見てきました。

国によって、様々な特色がありました。

しかしどの国の民俗人形も、色の組み合わせがとても上手でした。

そしてショールを、効果的に使っていました。

 

小池千枝先生の民俗人形のコレクションは、以下も参考にしてください。