イベリア半島の民族人形 小池千枝コレクション

今回は、スペインとポルトガルの民族人形を紹介します。
同じイベリア半島の国々ですが、スペインとポルトガルの民族人形は全く違うテイストなのでした。

 

スペインの民族人形

スペインの民族人形 小池千枝先生コレクション67スペインの民族人形
「世界の民族人形 小池千枝コレクション」より

 

「世界の民族人形 小池千枝コレクション」から、小池千枝先生の解説を引用しながらスペインとポルトガルの民族人形を紹介します。

1954年に求めたもの。
スペインといえば、情熱的なフラメンコに代表される。

「世界の民族人形 小池千枝コレクション」p27より引用

1954年(昭和29年)は、小池千枝先生が初めてヨーロッパに向かった年です。

「世界の民族人形 小池千枝コレクション」を眺めていると、1954年に小池千枝先生が買い求められた人形がたくさんあります。

 

フラメンコ

小池千枝先生 民族人形04スペインの民族人形
「世界の民族人形 小池千枝コレクション」より

歌と踊りで、明るく楽しむ。

「世界の民族人形 小池千枝コレクション」p27より引用

スペインの民族人形は、顔立ちに特徴があります。

他の国の民族人形には見られないような精悍な顔を、スペインの民族人形はしています。

スペインの民族人形は、みんな歌と踊りを楽しんでいます。

リアルな人形が明るく楽しそうな表情をしているのは、良いものです。

 

スペイン出身のファッションデザイナー

スペインの民族人形 小池千枝先生コレクション68スペインの民族人形
「世界の民族人形 小池千枝コレクション」より

 

スペイン出身のファッションデザイナーには、

がいます。

いずれも、天才・鬼才と呼ぶにふさわしいファッションデザイナーです。

他にも、

の母親はスペイン人です。

またファッションデザイナーではありませんが、スペインにはハイメ・アジョンなど優れたデザイナーがいます。

 

スペインの芸術

スペインの民族人形 小池千枝先生コレクション69スペインの民族人形
「世界の民族人形 小池千枝コレクション」より

 

小池千枝先生は、スペインについて話してくださったことがありました。

小池千枝先生は、

  • アントニ・ガウディ
  • パブロ・ピカソ

の名前を挙げて、スペインの芸術の力強さを教えてくださいました。

 

ドレスの裁断

スペインの民族人形 小池千枝先生コレクション70スペインの民族人形
「世界の民族人形 小池千枝コレクション」より

 

「日本の着物は平面に裁断されていて、ヨーロッパの洋服は立体的に裁断されている」と、よく言われています。

ヨーロッパの洋服は、上身頃は体にフィットするように立体的に裁断されています。

しかしスペインの民族人形を眺めていたら、スカートは平面的に裁断されていることに気がつきました。

本当は、「西洋服装史II スタイルとディテイル」を観たときから気がついていました。

ドレスのスカートは、

  • 布の柄(刺繍、プリント、ジャガードなど)
  • レースのスカラップ

を生かすために長方形に裁断されています。

そしてウエストに、

  • ギャザー
  • タック

を入れて体にフィットするようにしています。

 

ポルトガルの民族人形

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「世界の民族人形 小池千枝コレクション」より

 

1954年の旅で。
可愛くあどけない子供たち。
中でもバルキーセーターと格子柄のパンツ、網をかついだ少年がファッショナブル。

「世界の民族人形 小池千枝コレクション」p27より引用

ポルトガルの民族人形も、小池千枝先生が1954年に買い求めたものです。

バルキーセータとは、太い糸を使って粗い目で編んだセーターのことです。

ポルトガルのファッションは、スペインと比べるとマイナーな感じがします。

そしてマイナーだからこそ、ポルトガルの民族人形には可愛らしさがあります。

そういえば、ポルトガル製のカットソーをよく目にしました。

 

まとめ

ポルトガルの民族人形 小池千枝先生コレクション72ポルトガルの民族人形
「世界の民族人形 小池千枝コレクション」より

 

スペインは、精悍な顔つきの民族人形が明るく楽しく歌い踊っていました。

ポルトガルの民族人形は、可愛くあどけない子供たちでした。

どちらの国の民族人形も、それぞれの特徴がよくあらわれていました。

 

小池千枝先生の民族人形のコレクションは、以下も参考にしてください。