フランスの民俗人形 小池千枝コレクション

今回は「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」から、フランスの民俗人形を紹介します。
フランスの、いろいろな地方の民俗人形が登場します。

 

フランスの民俗人形

フランスの民族人形 小池千枝先生コレクション45フランスの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」から、小池千枝先生の解説を引用しながらフランスの民俗人形を紹介します。

フランスでは、特にアビニヨン地方で作られる人形がすばらしい。
パンを売るのか、買うのか、薪をかつぐ男の姿。
女は魚や花を売る人かしら。
じっと眺めていると人形が何かを話しかけてくる。
それぞれと対話を楽しんでください。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p28より引用

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」の中に、フランスの民俗人形の写真はたくさん掲載されていました。

その中から、厳選した写真を紹介します。

 

アビニヨン地方の人形

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「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

アビニヨン(アヴィニョン)は、フランス南東部にあるプロヴァンス地方の都市です。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」には、アビニヨンの人形の写真が8枚掲載されています。

写真に写っている人形は、17体もあります。

小池千枝先生が、アビニヨンの人形のことを好きだったことがわかります。

アビニヨンの人形は、働いている人の姿がほとんどです。

 

ブルターニュ地方の髪飾り

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「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

ブルターニュ地方へ、髪飾りの面白さを求めて旅をした。
その余りの多様さに驚くとともに、今日につながるパリモードの髪飾りを思う。

ブルターニュの旅で求めた人形。
衣装は1930年ごろのものだが、顔とヘッド飾りは新しいもの。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p31-33より引用

ブルターニュ地方は、フランス北西部のブルターニュ半島にある地域です。

ブルターニュ地方の人形は、9体掲載されています。

そのそれぞれの人形が、違ったデザインの髪飾りを付けています。

小池千枝先生が、「多様さ」とおっしゃった意味が良くわかります。

髪飾りは、

  • 頭の真ん中に1つ
  • 頭の左右に2つに分かれている

タイプに分けることができます。

 

ボルドーからピレネー地方の人形

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「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

ボルドーからスペイン国境寄りのピレネー地方を旅行の際、たくましく働く男性(人形)に出会う。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p33より引用

ボルドーは、フランス南西部の中心的な都市です。

ミディ=ピレネー地域圏はフランス南部の旧地域圏で、ピレネー山脈をはさんでスペインと国境を接しています。

このシリーズの人形は、全部で10体が掲載されています。

たくましく働く男性は、

  • ベスト
  • ストライプのパンツ
  • エプロン
  • 帽子

などを着用しています。

 

羊を追う人

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「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

1988年。
ボルドーからピレネー近くを訪れた時求めた。

スポーツする人、働く人、砂地の放牧場で羊を追う人。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p34より引用

小池千枝先生はこのページで、14体の人形を紹介しています。

ムートンのベストを着ている人形が、3体もありました。

 

ドレスアップした人形

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「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

可愛い顔、優しい顔、きつい顔、それそれドレスアップした人形は、1950年ごろのもの。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p35より引用

小池千枝先生は、ドレスアップした人形を3体紹介しています。

この写真の人形は、どの顔の人形でしょうか?

 

アルザス地方のリボン

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「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

アルザス地方に見られるリボン飾りは昔から今に続く装飾の大切な要素である。
たまたま1992年12月の「エル」誌でも見かけた。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p37より引用

アルザス地方は、ライン川沿いの平原地帯に広がるフランス北東部に位置する地域です。

アルザス地方は、ドイツ、スイスと国境を接しています。

アルザス地方の人形は、2体の写真が載っています。

そのほかに、アルザス地方の民俗衣装が描かれたポスターが載っていました。

1992年2月号の「エル」には、赤くて大きいリボンをした女の子の写真が載っていました。

リボンは大切な装飾の要素ですが、私にとっては使い方が難しいです。

難しいだけに、リボンの面白いデザインも出来そうです。

 

まとめ

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「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

フランスの民俗衣装といっても、地域によって様々な特色がありました。

この民俗衣装が、世界中にあるわけです。

どれほど多様な衣装が、世界にはあるのでしょうか?

フランスの民俗人形には、働く人の人形がたくさんありました。

小池千枝先生が民俗人形をコレクションするときの視点を、私は感じることができました。

 

小池千枝先生の民俗人形のコレクションは、以下も参考にしてください。