旧ソ連の民俗人形 小池千枝コレクション

今回は小池千枝先生のコレクションから、旧ソ連の民俗人形を紹介します。
旧ソ連の民俗人形を見ながら、私は流行の話をしてしまいました。

 

旧ソ連の民俗人形

旧ソ連の民族人形 小池千枝先生コレクション88旧ソ連の民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」から、小池千枝先生の解説を引用しながら旧ソ連の民俗人形を紹介します。

旧ソ連のさまざまな好みを見る。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p9より引用

本当なら「旧ソ連」ではなく、現在の国の名前で民族人形を紹介したいと思いました。

しかしエストニアの民俗人形以外、どこの地域の民族人形かわかりません。

小池千枝先生が本に書いた通り、「旧ソ連」の民俗人形として紹介します。

 

アジアの衣装

旧ソ連の民族人形 小池千枝先生コレクション89旧ソ連の民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

ゆるやかなルパシカやキモノ合わせ、結び紐などにアジアの衣装を思う。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p10より引用

小池千枝先生は、アジアの衣装を感じる旧ソ連の民俗人形をたくさん掲載しています。

左のおじいさんの靴底には、「モスクワ」と書いてありました。

モスクワで求めた民俗人形だと、想像してみました。

小池千枝先生は、

  • ルパシカ
  • キモノ合わせ
  • 結び紐

にアジアの衣装を感じています。

 

短い着丈の衣装とハイウエストのパンツ

旧ソ連の民族人形 小池千枝先生コレクション90旧ソ連の民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

この民俗人形は、珍しい衣装を着ていると思いました。

これまで多くの民俗人形を見てきましたが、ほとんどの人形が着丈が長い衣装を着ています。

この女の子の民俗人形は、短い着丈の衣装を着ています。

そして男の子は、ハイウエストのパンツをはいています。

1980年代は、ハイウエストのパンツが流行りました。

それからパンツの股上は、どんどん浅くなりました。

股上が浅くなると同時にウエスト周りはスッキリして、タックはなくなりました。

流行が一巡して最近またパンツの股上は深くなり、ハイウエストが流行っています。

しかし、私は思うのです。

この30年で、ウエストの処理が下手になってしまったと。

「かっこいい」と思えるハイウエストのパンツが出てくるまで、あと数シーズンは必要でしょうか?

 

流行への適応

旧ソ連の民族人形 小池千枝先生コレクション91旧ソ連の民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

新しいシルエットが流行すると、ほとんどのブランドは下手になります。

服を作っている人たちが、新しいシルエットに慣れていないからです。

分量感がわからなかったり、テクニックをどう使っていいのかわからないのです。

数シーズン同じシルエットを作っていると、慣れてきます。

慣れたころには、流行は終わるのですが・・・・・。

 

エストニアの民俗人形

小池千枝先生 民族人形02エストニアの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

この2体は、エストニアのタリン市で求めたもの。
バルト海に接しているためか。西欧よりの衣装の影響が見られる。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p9より引用

エストニアでは、北欧ブランドのテキスタイルが多く作られています。

「エストニア製」のタブを、よく見かけます。

エストニアは、

  • バルト海
  • フィンランド湾

に面しています。

小池千枝先生は、エストニアの民俗人形にだけは「エストニア」と明記されました。

 

まとめ

旧ソ連の民族人形 小池千枝先生コレクション92旧ソ連の民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

旧ソ連の地域は、広大でした。

  • アジア(アジアも広大です)
  • 西欧
  • 北欧

の影響が見られる民俗人形がありました。

その中で小池千枝先生は、アジアの面影がある民俗人形を中心にコレクションしていました。

小池千枝先生が「旧ソ連のさまざまな好みを見る」と言われたように、さまざまな民俗人形を見ることができました。

 

小池千枝先生の民俗人形のコレクションは、以下も参考にしてください。