カナダの民俗人形 小池千枝コレクション

小池千枝先生のコレクションから、カナダの民俗人形を紹介します。
民俗衣装の素材が、とても素晴らしいです。

 

カナダの民俗人形

カナダの民族人形 小池千枝先生コレクション16カナダの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」から、小池千枝先生の解説を引用しながらカナダの民俗人形を紹介します。

カナダ先住民の親子のスタイル。
特にビーズ刺繍は今日でも素晴らしいものがある。
赤ちゃんの包み方に注目。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p47より引用

アメリカの民俗人形でも見ましたが、

  • ビーズ刺繍
  • 刺繍

は本当に素晴らしいです。

フリンジの使い方も、参考になりそうです。

人形の足元を見ると、人形は台から外すことができそうです。

そしてこの衣装は、本物のスエードを使っているように見えます。

 

多様なスタイル

カナダの民族人形 小池千枝先生コレクション17カナダの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

先住民の多様なスタイルがほほえましい。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p47より引用

カラフルな羽飾りと、カラフルな服が合っています。

色の組み合わせは、民俗衣装に学ぶことができそうです。

ワンピースも、多様なデザイン展開されています。

ワンピースの

  • 着丈
  • 衿ぐり
  • ウエストの位置

など、本当にバリエーション豊かです。

そして、パンツルックも見られます。

右から2番目の人形は、チュニックとパンツの組み合わせです。

 

ブーツと道具

カナダの民族人形 小池千枝先生コレクション18カナダの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

この写真は小池千枝先生の本では、上の「多様なスタイル」の写真と一緒に写っていました。

毛皮を着たこの二人を、別にトリミングしてみました。

私は、人形が持っている道具に興味を持ちました。

それから、ブーツにも興味があります。

寒冷地のブーツだけあって、しっかりとした作りになっています。

左の人形の首飾りは、革を編んで作っています。

三色の革を使ったアクセサリーは、何かに応用できそうです。

 

毛皮

カナダの民族人形 小池千枝先生コレクション19カナダの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

寒冷地では防寒に毛皮がないと生きられないが、とてもファッショナブルだ。

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p47より引用

上の人形とこの写真の人形は、本物の毛皮で衣装を作っているように見えます。

とても柔らかくて、温かな手触りを想像します。

こんなに素晴らしい衣装を見てしまうと、私は現在の毛皮の使い方に不満を感じてしまいます。

都会で毛皮を使ってデザインするのは、とても難しいことだと思います。

毛皮を提案するほとんどのファッションデザイナーが、毛皮の使い方が下手だと思います。

そして都会で毛皮を着ている人たちも、毛皮の使い方が下手だと思います。

寒冷地で生きていく人たちが経験から作り上げた毛皮には、たくさんの知恵が詰まっていそうです。

日本の中のことを見ても、雪国で着ることができる防寒着を作れるファッションデザイナーはほとんどいないような気がします。

この人形を見ていて、ファッションデザイナーが作る服はごく限られた地域の服だと思わずにはいられません。

 

カナダの東海岸

カナダの民族人形 小池千枝先生コレクション20カナダの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

カナダの東海岸寄りはフランスからの移民が多いとか。
この布売りの女の人はフランスを思わせる

「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」p47より引用

この人形は、鮮やかな多いストールをかけています。

ストールのフリンジも、丁寧に再現されています。

カナダの東海岸には、布売りの女の人がいたことがわかります。

小さいカゴに、布の切り端を入れて売っています。

服作りをしていると、このくらいの小さな布を捨ててしまいます。

私は無意識に、布(資源)を無駄にしていたのだと気づかされました。

北欧の布などは今でも、このようなカゴに入って売られています

 

まとめ

カナダの民族人形 小池千枝先生コレクション21カナダの民俗人形
「世界の民俗人形 小池千枝コレクション」より

 

この衣装の、後ろの衿ぐりが気になります。

最近の服のなかにも、この衿ぐりと同じデザインを見つけることができます。

赤ちゃんの包み方も、とてもおもしろいです。

カナダの寒冷地に住む人の、民俗人形を見てきました。

本当に寒冷地に住む人の服を作れるかと考えると、いまの私には無理だと思います。

私がデザインしている服は、ごく限られた地域の人のものだと自覚しました。

今まで見過ごしてきた民俗衣装(民俗人形)を見ることによって、私はいろいろなことを考えました。

写真を見てその場で考えながら、これからも「服について」の新しい発見がありそうです。

 

小池千枝先生の民俗人形のコレクションは、以下も参考にしてください。