キャサリン・ハムネット

キャサリン・ハムネットは、1980年代に存在感を示したファッションデザイナーでした。
キャサリン・ハムネットの活動は、今も続いています。

 

キャサリン・ハムネット

キャサリン・ハムネット02キャサリン・ハムネット
「100 CONTEMPORARY FASHION DESIGNERS」より
ISBN978-3-8365-5724-5

 

  • キャサリン・ハムネット
    PORTRAIT : ELLEN VON UNWERTH

キャサリン・ハムネット(Katharine Hamnett)

  • 1947年 イギリスのケント州に生まれる(8月16日)
  • 1969年 セントラル・セント・マーチンズ卒業
         ファッション・メゾン「トゥッタバンケム」を立ち上げる
  • 1979年 「キャサリン・ハムネット」を立ち上げる
  • 1981年 メンズラインを立ち上げる
  • 1982年 コットン・デザイナーズ・オブ・ザ・イヤー賞受賞
  • 1983年 「Choose Life」のTシャツを発表
  • 1984年 英国ファッション協会のデザイナー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞
         日本で最初のライセンス契約を結ぶ
  • 1989年 コレクションの自社製造を中止
  • 1994年 ファッション・アドバタイジング・イン・ジャーマニー賞を受賞
  • 2004年 オンライン販売の「キャサリン・E・ハムネット」を立ち上げる
  • 2006年 スーパーマーケットのテスコと契約

 

メッセージTシャツ

キャサリン・ハムネット03キャサリン・ハムネット 2005年
「100 CONTEMPORARY FASHION DESIGNERS」より

 

  • キャサリン・ハムネット
    PHOTOGRAPHY : ALASDAIR MCLELLAN
    STYLING : TAMARA ROTHSTEIN
    2005年2月

キャサリン・ハムネットの名前を聞いて思い浮かべるのは、メッセージTシャツです。

キャサリン・ハムネットは、

  • 政治理念
  • 個人的な信条
  • 音楽の好み

までをファッションで表現しました。

キャサリン・ハムネットは1983年には、反核や平和運動のスローガンを掲げた「Choose Life」のTシャツのコレクションを発表しました。

また1984年のサッチャー首相主催のイベントに、キャサリン・ハムネットは「85% DON’T WANT PERSHING」とプリントされたTシャツを着て出席しました。

「85% DON’T WANT PERSHING」とは、「85%はパーシング(アメリカ製の弾道ミサイル)を望んでいない」という意味です。

しかし1980年代の私は、メッセージ性の強いものが嫌いでした。

そして私は、服に文字が書いてあることが嫌でした。

どうせ服に文字を書くならば、冗談がいいと思っていました。

 

サステナビリティ

キャサリン・ハムネット04キャサリン・ハムネット 2000年
「100 CONTEMPORARY FASHION DESIGNERS」より

 

  • キャサリン・ハムネット
    PHOTOGRAPHY : ORION BEST
    STYLING : CLAIRE DURBRIDGE
    2000年3月

最近よく、「持続可能性」を意味するサステナビリティという言葉を耳にします。

キャサリン・ハムネットは、

  • 環境に優しい素材
  • 環境に優しい衣服の製造

の実現に向けた取り組みをしています。

そしてキャサリン・ハムネットは持続可能な未来のための、

  • 新しい調達方法
  • 新しい商習慣

の確立に力を注いでいます。

私は企業が「サステナビリティ」という言葉を使うと、どこかに胡散臭さを感じてしまいます。

「サステナビリティ」という言葉を用いて、企業イメージを良くしようとしている様に見えます。

本気さが感じられなくて、ポーズや一時の流行にしか思えないのです。

 

まとめ

キャサリン・ハムネット05ドレス キャサリン・ハムネット 2003年秋冬
「もっとも影響力を持つ50人のファッションデザイナー」より
ISBN978-4-7661-2374-6

 

  • ドレス
    キャサリン・ハムネット
    2003年秋冬

この記事を書くにあたって私は、キャサリン・ハムネットの服を楽しみたいと思っていました。

しかし記事を書いてみたら、キャサリン・ハムネットを批判している様な内容になってしましました。

1980年代に私が見たキャサリン・ハムネットの服は、とてもかっこよかったです。

イギリスのファッションデザイナーらしい、ロックっぽい服でした。

しかしいまキャサリン・ハムネットについて調べてみると、

  • 環境
  • 政治
  • ジェンダー
  • 平和・反戦

などに関心をもつ社会派と書かれています。

そしてキャサリン・ハムネットがデザインした服については、ほとんど語られていません。

私には、とても残念なことでした。

私の家を探してみると、きっと黒いジャージで出来たキャサリン・ハムネットのワンピースが1枚出てくるはずです。