ジャン・コクトーとファッションデザイナーたち

フランスの詩人ジャン・コクトーの本を何冊か持っていたのですが、引越しをかさねるうちにいつの間にかなくなってしまいました。

最近やっと、「恐るべき子供たち」と「ぼく自身 あるいは 困難な存在」を買いなおすことができました。

 

ジャン・コクトー 

ジャン・コクトー03 ドローイングジャン・コクトーのドローイング

 

ジャン・コクトー

  • 1889年 フランスのセーヌ・エ・オアーズ県、メゾン・ラフィットに生まれる(7月5日)
  • 1899年 父親の死とともにパリに移る
  • 1900年 リセ・コンドルセへ通学しはじめる
  • 1906年 フェミナ劇場にてコクトーのために詩の会が催される
  • 1909年 詩集「アラディンのランプ」
  • 1913年 「春の祭典」初演
  • 1917年 「パラード」初演。スキャンダルとなる
  • 1919年 詩集「喜望峰」、「ピカソへのオード」
  • 1921年 「エッフェル塔の花婿花嫁」上演。スキャンダル
  • 1923年 小説「大股びらき」、「詐欺師トマ」
  • 1924年 「青列車」初演
  • 1926年 劇「オルフェ」初演
  • 1929年 小説「怖るべき子供たち」
  • 1932年 映画「詩人の血」
  • 1938年 劇「怖るべき親たち」上演。スキャンダル
  • 1945年 映画「美女と野獣」
  • 1946年 劇「双頭の鷲」
  • 1947年 批評「存在の困難」
  • 1948年 映画「怖るべき親たち」、「双頭の鷲」
        評論「 デュフィ論」
  • 1949年 1月、アメリカへ旅行
  • 1950年 映画「怖るべき子供たち」
  • 1951年 映画「オルフェ」
  • 1955年 アカデミー・フランセーズおよびベルギー国立アカデミーに入る
  • 1959年 映画「オルフェの遺言」
  • 1962年 劇「パレ・ロワイヤル即興」(東京において初演)
  • 1963年 10月11日、ミリ・ラ・フォレにて死去

詩や小説、ドローイングなど多才なジャン・コクトーですが、舞台も数多く手がけています。

 

パラード

1917年に初演された「パラード」(バレエ)は、

  • 台本・・・・・ジャン・コクトー
  • 音楽・・・・・エリック・サティ
  • 衣装、舞台・・ピカソ

なんとも豪華なメンバーです。

 

青列車

ジャン・コクトー11 青列車 シャネルシャネルによる「青列車」衣装
「もっとも影響力を持つ50人のファッションデザイナー」
ISBN978-4-7661-2374-6より

 

1924年にパリのシャンゼリゼ劇場で初演された「青列車」(バレエ)は、

  • 台本・・・・ジャン・コクトー
  • 音楽・・・・グリウス・ミヨー
  • 衣装・・・・シャネル
  • 美術・・・・アンリ・ローランス
  • 振り付け・・ブロニスラヴァ・ニジンスカ

です。

さらにピカソが、舞台カーテンの絵を描いています。

 

恐るべき子供たち

恐るべき子供たち
「ジャン・コクトーの世界」より

 

1950年制作の映画「恐るべき子供たち」のスタッフは、

  • 制作・監督・・・・・・ジャン=ピエール・メルヴィル
  • 原作・脚色・台詞・・・ジャン・コクトー
  • 撮影・・・・・・・・・アンリ・ドカエ
  • 音楽・・・・・・・・・ヨハン・セバスチャン・バッハ
               アントニオ・ヴィヴァルディ
  • 美術・・・・・・・・・エミール・マチス
  • 衣装・・・・・・・・・クリスチャン・ディオール

です。

 

ジャン・コクトーの本がない!

ジャン・コクトー01 撮影マン・レイジャン・コクトーのポートレート
撮影:マン・レイ

 

ジャン・コクトーの舞台では、いろいろなファッションデザイナーが衣装を担当していました。

しかし、手元に資料がありません。

ネットにも、情報は見当たりません。

かつて持っていた本の中に資料が載っていた記憶があったので、大きな本屋に買いに行きました。

しかし、ジャン・コクトーの本がないのです。

大きな書店にもジャン・コクトーの本がないとは、
「時代は変わってしまったな。」
と感傷的になってしまいました。

 

エリザ・スキャパレリ

私のかすかな記憶をたどってみると、エルザ・スキャパレリがジャン・コクトーの舞台衣装を担当していたはずです。

エリザ・スキャパレリはショッキングピンクの生みの親で、シュルレアリスムを自身のファッションデザインに取り入れていきました。

1930年代を代表する、女性のファッションデザイナーです。

それから多分、イヴ・サンローランも衣装を担当したはずです。

あやふやな情報になってしまいましたが、今後調査を進めてジャン・コクトーとファッションデザイナーについて正確な記事を書きたいと思います。

 

ジャン・コクトー02 藤田嗣治1950年代、”猫の日”に藤田嗣治と
「藤田嗣治画文集 猫の本」講談社より
ISBN4-06-2
11844-0

 

おまけ(1990年の豪華な顔ぶれ)

ちなみ1990年にフランスのオペラ・ド・リヨンでは、

という豪華なスタッフが顔を揃えた「マダム・バタフライ」が上演されました。

ジャン・コクトーについては、以下も参考にしてください。