金色の服を10着紹介します

今回は、金色の服を10着紹介します。
「オリエンタリスム」の流行で、1920年代には多くの金色の服が作られました。

 

バッスル・スタイルのドレス

バッスル・スタイル24右:ドレス 1880年ころ
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より
ISBN978-3-8365-5719-1

 

  • 右:ドレス
    1880年ころ
    レーベル:MRS EVANS , 52 & 53 SLOANE ST.,LONDON S.W.
    金の絹サテンのツーピース・ドレス
    ボディスには折り畳まれたペプラム付き
    くるみボタン付き
    カフスにボウ付き
    レースのダストフリル付き

1点目は、バッスル・スタイルのドレスです。

左のイブニング・ドレスのレーベルは、「M on Dubois ROBES & MANTEAUX,29 Avenue Wagram,PARIS」です。

中央の舞踏会用ドレスは、シャルル・フレデリック・ウォルトのものです。

 

ルフの舞踏会用ドレス

舞踏会用ドレス ルフ02舞踏会用ドレス ルフ 1888年ころ
「ファッションとアート 麗しき東西交流展」図録より
ISBN978-4-89737-894-7

 

  • 舞踏会用ドレス
    ルフ
    フランス
    1888年ころ
    ペール・グリーンの絹サテンに銀糸とシークイン刺繍
    ツーピース・ドレス
    トレーン部分は金色の植物柄の絹ブロケード

2点目は、ルフの舞踏会用ドレスです。

19世紀の終わりになると、ジャポニスムの影響を受けた金色のテキスタイルが多く発表されました。

 

ポール・ポワレ

ポール・ポワレ05ポール・ポワレ 左:男性用仮装衣装 1914年 右:女性用仮装衣装 1913年
「FASHION 18世紀から現代まで」より
ISBN978-4-88783-282-4

 

  • 男性用仮装衣装
    ポール・ポワレ
    1914年
    金ラメと紫の絹サテンの男性用ジャケット
    模造真珠と黒い毛皮の装飾
    キモノスリーブの先端に模造真珠のタッセル付き
    金ラメの帽子に模造真珠と鷲の羽の装飾
  • 女性用仮装衣装
    ポール・ポワレ
    1913年
    金ラメのハーレム・パンツの上に黒い絹ゴースのオーバードレスのワンピース形式
    オーバードレスは花模様の金糸刺繍、裾にはフーブ入り、金糸のフリンジ飾り
    ベルトは金糸刺繍
    パンツは両脇裾に玉飾り

3点目と4点目は、ポール・ポワレの仮装衣装です。

ポール・ポワレは仮装パーティーで、自作のオリエンタルなファッションを披露しました。

 

キャロ姉妹

1920年代のファッション03 キャロ姉妹イブニング・ドレス キャロ姉妹 1922年冬
「ファッションとアート 麗しき東西交流」図録より

 

  • イブニング・ドレス
    キャロ姉妹
    1922年冬
    金・銀ラメで草花文様を織り出した絹ブロケードのワンピース・ドレス
    ビーズ刺繍
    ウエスト中央と肩ストラップにビーズのタッセル飾り
    トレーン付き

5点目は、キャロ姉妹のイブニング・ドレスです。

キャロ姉妹のドレスはオリエント風のデザインに特徴があり、金銀のラメ使いにセンスを発揮しました。

 

マドレーヌ・ヴィオネ

ジャポニスム15 マドレーヌ・ヴィオネイブニング・ドレス「アンリエット」 マドレーヌ・ヴィオネ 1923年ころ
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • イブニング・ドレス「アンリエット」
    マドレーヌ・ヴィオネ
    1923年ころ
    金色、銀色ラメ平織りのワンピース・ドレス
    金ラメ平織りとシルク・クレープのストール
    金銀各28枚の布で市松文風にパッチワーク

6点目は、マドレーヌ・ヴィオネのイブニング・ドレスです。

1920年代の異国趣味は、1910年代から引き続き「オリエンタリスム」が流行しました。

 

エドワード・モリヌー

エドワード・モリヌー02イブニング・ドレス エドワード・モリヌー 1926年ころ
「ファッションとアート 麗しき東西交流」図録より

 

  • イブニング・ドレス
    エドワード・モリヌー
    1926年ころ
    ベージュと金ラメの絹ジャガードのワンピース・ドレス
    菊文様を織り出している
    背に共布のパネル
    ロー・ウエストにドレープ

7点目は、エドワード・モリヌーのイブニング・ドレスです。

「オリエンタリスム」の流行は、

  • ツタンカーメン王墓の発掘
  • メキシコへの憧憬を駆り立てるアズテック美術

の影響でした。

 

アール・デコ・スタイルのイブニング・ドレス

アール・デコ・スタイル06イヴニング・ドレス 1920年代中ころ
「文化学園服飾博物館コレクション ヨーロピアン・モード」より

 

  • イヴニング・ドレス
    1920年代中ころ
    1920年代には、金のラメ糸が多用された
    これは日本の蒔絵に見られる、金の効果的な使い方を模したものと見なされている

8点目は、アール・デコ・スタイルのイブニング・ドレスです。

1920年代には、ファッションにも「オリエンタリスム」の影響が多く見られました。

 

イヴ・サンローラン

小池千枝先生24 イヴ・サンローラン スパンコールスパンコール・ドレス イヴ・サンローラン 1966年秋冬
「YVES SAINT LAURENT」より
ISBN 978-0-8109-9608-3

 

  • スパンコール・ドレス
    イヴ・サンローラン
    1966年秋冬オートクチュールコレクション
    チロリアン・カットされた石
    ”ヴォーグ・パリ”
    撮影 : David Bailey

9点目は、イヴ・サンローランのスパンコール・ドレスです。

イヴ・サンローランは、このドレス以外にもたくさんの金色の服をデザインしています。

 

ジル・サンダー

ジル・サンダー03ドレス ジル・サンダー 1999年春夏
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • ドレス
    ジル・サンダー
    1999年春夏
    金色のポリエステル・ジャガード

10点目は、ジル・サンダーのドレスです。

過去の服は、

  • 絹サテン
  • 金ラメ
  • スパンコール

などで金色を表現していました。

ジル・サンダーは、ポリエステル・ジャガードで金色を表現しています。

 

他の色の服については、以下を参考にしてください。