ジオ・ポンティ

イタリアのデザイナーのジオ・ポンティの名前は、よく目にします。
しかし私は、ジオ・ポンティがどのようなデザイナーで何をデザインしたのか知りませんでした。

 

ジオ・ポンティ

ジオ・ポンティ01ジオ・ポンティ
「ELLE DECOR No.116 2011年10月号」より

 

ジオ・ポンティ(Gio Ponti)

建築家・デザイナー

  • 1891年 イタリアのミラノに生まれる(11月11日)
  • 1916年 第一次世界大戦に従軍(-1918年)
  • 1921年 ミラノ工科大学(建築科)を卒業
         結婚
  • 1923年 リチャード・ジノリでアートディレクターを務める(-1930年)
  • 1928年 「domus(ドムス)」を創刊
  • 1936年 ミラノ工科大学の教授として教鞭をとる(-1961年)
  • 1956年 フォルナロッリらと共同で高層ビルの設計に携わる
  • 1957年 カッシーナ社と世界一軽量のチェア「スーパーレジェーラ」を開発する
  • 1968年 ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートより学位を取得
  • 1979年 死去(9月16日)

 

ジオ・ポンティが大学を卒業するころ

ジオ・ポンティ02 遠近法のベース遠近法のベース ジオ・ポンティ
「ELLE DECOR No.116 2011年10月号」より

 

  • 遠近法のベース
    ジオ・ポンティ
    リチャード・ジノリ

ジオ・ポンティはミラノ工科大学で建築を学び、1921年に卒業しました。

大学を卒業する以前のジオ・ポンティは、1916年に第一次世界大戦に従軍しています。

大学を卒業したジオ・ポンティは、

  • エミリオ・ランチア
  • ミノ・フィオッキ

の建築事務所に勤務しました。

 

リチャード・ジノリ

ジオ・ポンティ03 ファンティニーファンティーニ ジオ・ポンティ
「ELLE DECOR No.116 2011年10月号」より

 

  • ファンティーニ
    ジオ・ポンティ
    リチャード・ジノリ
    右から
  • コンポート
    直径170mm
  • プレート
    直径230mm
  • 丸小皿
    直径12omm
  • キートレイ
    150×150mm

ジオ・ポンティは1923年から1930年まで、

  • ミラノ
  • フィレンツェ

でリチャード・ジノリ陶芸工場のアート・ディレクターを務めました。

ジオ・ポンティが手がけたリチャード・ジノリの陶磁器デザインは、その多くがノヴェチェント様式の新古典主義モチーフが施されていました。

ノヴェチェントとは、1920年代にイタリアのミラノで興った芸術運動のことです。

ジオ・ポンティはリチャード・ジノリの陶磁器で、1925年のパリ装飾芸術博覧会(アール・デコ博)で大賞を受賞しました。

 

低コスト家具と豪華な家具

ジオ・ポンティ04 ムラノ・グラス・シャンデリアムラノ・グラス・シャンデリア ジオ・ポンティ 1946年
「20世紀のデザイン」より
ISBN4-88783-063-7

 

  • ムラノ・グラス・シャンデリア
    ジオ・ポンティ
    1946年
    ガラス
    直径880mm
    ベニーニ社

1925年ころジオ・ポンティは、ラ・リナセンテ百貨店の低コスト家具をデザインしていました。

一方でジオ・ポンティは、豪華な家具のデザインも手がけました。

1936年にジオ・ポンティは、イタリア文化協会から依頼を受けました。

その依頼とは、ウィーンのフュルステンベルク宮殿のインテリアの模様替えでした。

ジオ・ポンティはフュルステンベルク宮殿の模様替えを、新分離派様式で行いました。

 

ドムス誌

ジオ・ポンティ05 寝室寝室 ジオ・ポンティ 1951年
「20世紀のデザイン」より

 

  • 寝室
    ジオ・ポンティ
    1951年
    ミラノ・トリエンナーレのためにデザイン

ジオ・ポンティは1928年に、デザイン誌「ドムス」を創刊しました。

そしてジオ・ポンティは、初代編集長に就任しました。

「ドムス」は最初、ノヴェチェント運動を推進するために創刊されました。

ノヴェチェント運動は建築やデザインの

  • 偽のアンティーク
  • 醜いモダン

の両方に反対しようとしました。

「ドムス」は、21世紀の現在まで刊行が続けられています。

そして建築およびデザインの分野で、大きな影響を与え続けています。

また「ドムス」の表紙は、

など著名なデザイナーや画家が担当しています。

 

まとめ

ジオ・ポンティ06 Superleggera No.699スーパーレジェーラ ジオ・ポンティ 1957年
「美しい椅子3 世界の木製名作椅子」より
ISBN4-7779-0153-X

 

  • スーパーレジェーラ No.699
    ジオ・ポンティ
    1957年
    キャバリチェアをリデザイン
    トネリコ+籐またはファブリック
    W400×D440×H810、SH440mm
    カッシーナ社

ポール・ケアホルムがスーパーレジェーラを初めて見たときに、「本当は象牙でつくりたかったのでは」とつぶやきました。

このエピソードが気になり、私はジオ・ポンティについて調べました。

ジオ・ポンティについて少し調べただけでは、とうてい深く知ることはできませんでした。

私はジオ・ポンティのデザインから、ユーモアを感じました。