写真で見る1980年代のファッション

1980年代の服を選ぶのは大変だと思い、躊躇していました。
やっと今回、1980年代のファッションを紹介できます。

 

イヴ・サンローラン

1980年代のファッション02 イヴ・サンローランパンタロンスーツ イヴサンローラン 1982年春
「華麗なるオートクチュール展」図録より

 

  • パンタロンスーツ
    イヴ・サンローラン
    1982年春
    (右)
    ネイビーのウールギャバジンのスペンサージャケットとパンタロン
    ブラウスは絹ジャージー

イヴ・サンローランの、80年代テイスト満載のパンタロンスーツです。

 

コム・デ・ギャルソン

ファッションとシュルレアリスム04 コム・デ・ギャルソンブラウス、ドレス コム デ ギャルソン 1983年春夏
「FASHION 18世紀から現代まで」より

ISBN978-4-88783-282-4

 

  • ブラウス、ドレス
    川久保玲/コム デ ギャルソン
    1983年春夏
    生成りの綿ジャージーのブラウス
    綿リボンのアップリケ
    生成りのドレスは、シーチング、レーヨン・サテンのパッチワーク
    洗いざらし

川久保玲は1980年代のはじめ、

  • 無彩色
  • ぶかぶか
  • アシンメトリー
  • 意識的な穴や破れ

などヨーロッパの美意識を覆す作品によって、パリで賛否両論を巻き起こしました。

 

ヨウジヤマモト

1980年代のファッション03 ヨウジヤマモトセーター、パンツ ヨウジヤマモト 1984年秋冬
「Yohji Yamamoto」より
ISBN2-84323-704-1

 

セーター、パンツ
ヨウジヤマモト
1984年秋冬
「New York」
撮影:マックス・ヴァドゥクル

山本耀司は、1981年にパリコレクションに初参加しました。

 

ヴィヴィアン・ウエストウッド

1980年代のファッション04 ヴィヴィアン・ウエストウッドトップ、スカート ヴィヴィアン・ウエストウッド 1986年春夏
「FASHION 18世紀から現代まで」より

 

  • トップ、スカート(ミニ・クリニ)
    ヴィヴィアン・ウエストウッド
    1986年春夏
    水玉プリントを施したピンク地の綿ジャージーのトップ
    グレーのレーヨン・サテンのスカート
    3本のフープ入り
    裾にフリル付き
    ドローストリング

服装史に造詣の深いヴィヴィアン・ウエストウッドは歴史的な服を、

  • カジュアルな素材
  • 独自の裁断法

で現代的に生まれ変わらせます。

 

ジャン=ポール・ゴルチエ

1980年代のファッション06 ジャン=ポール・ゴルチエドレス ジャン=ポール・ゴルチエ 1987年春夏
「FASHION 18世紀から現代まで」より

 

  • ドレス
    ジャン=ポール・ゴルチエ
    1987年春夏
    赤い絹サテン、ナイロン、ライクラの交織のワンピース・ドレス
    脇から後ろ身頃はナイロン・エラスティックの透かし編み

ジャン=ポール・ゴルチエは1980年代初期から、

  • コルセット
  • ブラジャー

など、さまざまな下着を表着に変換しました。

 

クリスチャン・ラクロワ

クリスチャン・ラクロワ03イブニング・ドレス クリスチャン・ラクロワ 1987年秋冬
「華麗なるオートクチュール展」図録より

 

  • イブニング・ドレス
    「コロンバ」
    1987年秋冬
    イタリア即興喜劇にインスピレーションを受けたドレス
    パフスリーブと上身頃は黒い絹ベルベット
    ヨーク部分は黒いベルベットのリボンで格子模様を施した
    たっぷりとギャザーを寄せたミニスカートは、
    黒いベルベットをストライプ状に付けた黒い絹タフタ
    黒い絹の二角帽(ビーコン)には、蝶々結びのリボンとサテンの薔薇をあしらっている

大学で美術史を専攻したクリスチャン・ラクロワは、

など奔放な造形性をもつ歴史的な衣装を、ポストモダン感覚の現代服として大胆にアレンジしました。

 

アズディン・アライア

1980年代のファッション05 アズディン・アライアドレス アズディン・アライア 1987年ころ
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より
ISBN978-3-8365-5719-1

 

  • ドレス
    アズディン・アライア
    1987年ころ
    黒いレーヨン、ナイロン、ライクラの交織のワンピース・ドレス
    縫い目にかぎ編み

アズディン・アライアは、1980年代初頭に急激に進化したストレッチ素材を用いました。

そして独自の裁断を駆使して、

  • 装飾

を削ぎ落とした第二の皮膚のような服でボディ・コンシャスなファッションをリードしました。

 

マダム・グレ

マダム・グレ06イブニング・ドレス マダム・グレ 1988年春
「華麗なるオートクチュール展」図録より

 

  • イブニング・ドレス
    マダム・グレ
    1988年春
    多彩色のペイズリー模様のシネシルクタフタ地
    背中を膨らませた袖無しの細身のドレス
    優雅なドレープを持つパフ
    マダム・グレの最後のコレクションから

マダム・グレは、1988年4月にメゾンを閉鎖しました。

 

ティエリー・ミュグレー

1980年代のファッション07 ティエリー・ミュグレージャケット ティエリー・ミュグレー
「FASHION 18世紀から現代まで」より

 

  • 左:ジャケット
    ティエリー・ミュグレー
    1988年秋冬
    黄色のポリエステル、トリアセテートの交織
    前明き、後ろ身頃の裾をジグザグに裁断
    袖口を斜めに裁断
  • 右:ジャケット
    ティエリー・ミュグレー
    1990年春夏
    8色のウールギャバジンをパッチワーク
    5色のドットボタン
    右裾を斜めに裁断

ティエリー・ミュグレーは、1975年にパリ・プレタポルテにデビューしました。

ティエリー・ミュグレーは、

  • 鮮やかな色彩
  • 立体的な裁断の服作り

で80年代の「パワー・ドレッシング」「ボディ・コンシャス」を牽引しました。

 

イッセイ・ミヤケ

三宅一生03ボディ・ストッキング イッセイ・ミヤケ 1989年秋冬
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • ボディ・ストッキング「Tattoo Body」
    三宅一生
    1989年秋冬
    茶色のポリエステル・トリコット
    タトゥのような柄がプリントされている

三宅一生は、パリ・オートクチュールに学びました。

三宅一生はプレタポルテによって、世界の多くの人のための「服」を日本から世界に向けて打ち出そうとしました。

 

ロメオ・ジリ

ロメオ・ジリ04セットアップ ロメオ・ジリ 1990年春夏
「もっとも影響力を持つ50人のファッションデザイナー」より
ISBN978-4-7661-2374-6

 

  • セットアップ
    ロメオ・ジリ
    1990年春夏
    ヒップのゆるやかなカーブをなぞりながら体を包む
    なだらかな肩線

ロメオ・ジリは、当時の分厚い肩パットを取り去りました。

そして女性特有の、なだらかな肩線を持つシルエットを打ち出しました。

 

クロード・モンタナ

クロード・モンタナ03スーツ クロード・モンタナ 1990年ころ
「FASHION History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • スーツ
    ピンストライプのウールフラノ
    ジャケットとスカート

クロード・モンタナは「攻撃的」とも評されるほど、力強い造形美を創り出していました。

 

同時代を書いた記事に、

があります。

他の時代のファッションは、以下を参考にしてください。

 

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