写真で見る1910年代のファッション

1910年代は、ファッションデザイナーが大勢登場しました。
またパリ以外の多くの都市でも、芸術運動がおこりました。

 

マリアノ・フォルチュニィ

マリアノ・フォルチュニィ04デルフォス・ドレス マリアノ・フォルチュニィ 1910年代
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より
ISBN978-3-8365-5719-1

 

  • デルフォス・ドレス
    マリアノ・フォルチュニィ

    1910年代
    グリーンの絹サテン
    アームホールと脇線に計104個のガラス玉付き
    細かく不規則なプリーツ
    前後6枚の布を使用

マリアノ・フォルチュニィは、ファッションの世界に所属することを望んでいませんでした。

 

ジャンヌ・パキャン

ジャンヌ・パキャン04イブニング・ドレス ジャンヌ・パキャン 1911年冬
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • イブニング・ドレス
    ジャンヌ・パキャン
    1911年冬
    オフ・ホワイトの絹ジャカード
    花柄模様
    ツーピース・ドレス
    ベルト部分はビーズ刺繍、スカラベを象った焼き物の装飾
    エジプト風のスカラベの装飾を配したベルト
    アシメトリーなスカートのデザインが特徴的

ジャンヌ・パキャンは1917-1919年の間、パリ・クチュール組合の組合長を務めました。

服作りだけでなく、多方面で手腕を発揮しました。

 

キャロ姉妹

キャロ姉妹03イブニング・ドレス キャロ姉妹 1911年ころ
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • イブニングドレス
    キャロ姉妹
    1911年ころ
    黒い絹シャルミューズに絹シフォン、絹レースを重ねたツーピース・ドレス
    ボディスは絹レース、チュール、絹シフォンの重ね
    両肩から後ろ裾までレースの垂れ布
    ベルト部は絹サテン
    模造ジェットの装飾

キャロ姉妹は、オリエント風のデザインに特徴がありました。

 

ポール・ポワレ

ポール・ポワレ04 ソルベソルベ ポール・ポワレ 1912年
「100years Fashion Illustration」より
ISBM978-1-85669-462-9

 

  • ソルベ
    ポール・ポワレ
    1912年
    ポワレのランプシェード・チュニック
    ガラス・ビーズを刺繍した絹シフォンと絹サテン
    チュニックのヘムにワイヤー入り
    ヘムに黒い狐のファーをトリミング

1900年代後半から1910年代前半は、ポール・ポワレの全盛期でした。

1911年には、「千夜二夜物語」という仮装パーティーを催しました。

 

ジョン・レドファン

ジョン・レドファン02デイ・スーツ ジョン・レドファン 1915年ころ
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • デイ・スーツ
    緑の絹ポンジーのジャケットとスカートのツーピース
    ライニングと衿は絹羽二重に草花柄にプリント
    スカート前後にプリーツ

ジョン・レドファンは、

  • テイラード・スーツ
  • スポーツ・ウェア

で人気がありました。

 

ルーシー・ダフ・ゴードン

1910年代のファッション02 ルーシー・クリスティーナ・ウォレスイブニング・ドレス ルシール 1916年秋
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • イブニング・ドレス
    ルシール(ニューヨーク支店製)

    ルーシー・ダフ・ゴードン
    1916年秋
    オフ・ホワイトの絹シフォン、チュール、レース
    ライト・ブルーの絹タフタ、サテンのワンピース・ドレス
    胸中心に花飾り付き

デザイナーのルーシー・ダフ・ゴードンは、1893年にロンドンに「ルシール」を開店しました。

18世紀の宮廷衣装を彷彿とさせるような、

  • 色彩
  • 繊細な装飾
  • 贅沢な生地使い

が特徴です。

 

マドレーヌ・ヴィオネ

1910年代のファッション03 マドレーヌ・ヴィオネドレス マドレーヌ・ヴィオネ 1918-1919年
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • ドレス
    マドレーヌ・ヴィオネ
    1918-1919年
    黒い絹クレープ・バックサテンのワンピース・ドレス
    スカートは、20枚で構成されている

この写真のドレスが、私が見たなかで一番古いマドレーヌ・ヴィオネの服です。

マドレーヌ・ヴィオネは、布の使い方が本当にうまいです。

 

ギュスターヴ・ベール

ギュスターヴ・ベール06イブニング・ドレス ギュスターヴ・ベール 1919年ころ
「ファッションとアート 麗しき東西交流」図録より

ISBN978-4-89737-894-7

 

  • イブニング・ドレス
    ギュスターヴ・ベール
    1919年ころ
    黒い絹チュールのワンピース・ドレス
    シルバー・ビーズの刺繍
    胸元に、バックルを模したラインストーン刺繍
    黄緑と金色のラメ・ストライプ織のサッシュ
    スカート前部にシルバー・ビーズのフリンジ飾り
    トレーン付き

ギュスターヴ・ベールの、1920年代を予感させるイブニング・ドレスです。

 

ジャンヌ・ランバン

アール・デコ・スタイル04 ジャンヌ・ランバンイブニング・ドレス ジャンヌ・ランバン 1920年
「文化学園服飾博物館ヨーロピアン・モード」より

 

  • イブニング・ドレス
    前時代のスタイルを引き継いだ丈長なスタイル
    真珠貝のスパングル
    極小のパール
    オリエンタルな文様

ロマンティックでエレガントなドレスを得意としたジャンヌ・ランバンは、青を好んで使いました。

この青は、「ランバン・ブルー」と呼ばれました。

 

ウィーン工房

ウィーン工房02 ダゴベルト・ペッフェパジャマ・アンサンブル 1920年
「FASHION A History from the 18th to the 20th Century」より

 

  • パジャマ・アンサンブル
    1920年
    テキスタイル「Pan」
    テキスタイルデザイン:ダゴベルト・ペッフェ
    写真:Madame D’Ora-Benda

建築家のヨーゼフ・ホフマンは、1903年にウィーン工房を設立しました。

ウィーン工房が目指したのは、「アートの統合的な活動」でした。

同時代を書いた記事に、

があります。

他の時代のファッションは、以下を参考にしてください。

 

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