エットレ・ソットサス

メンフィスの活動で有名な、エットレ・ソットサスの作品を見てみました。
エットレ・ソットサスの長いデザイン活動は、とても興味深いものでした。

 

エットレ・ソットサス

エットレ・ソットサス02エットレ・ソットサス
「Casa BRUTUS 超・椅子大全!」より
ISBN978-4-8387-8552-0

 

  • クラウドチェア
    エットレ・ソットサス

エットレ・ソットサス(Ettore Sottsass)

  • 1917年 オーストリアのインスブルックで生まれる(9月4日)
  • 1939年 トリノ工科大学の建築学科を卒業
  • 1947年 ミラノに建築および産業デザインの事務所を開設
  • 1958年 オリベッティとデザイン・コンサルタントの契約を結ぶ
  • 1959年 大型コンピュータ「エレア9003」のデザインを手がける
  • 1961年 インド旅行で強い哲学的衝撃を受ける
         病気療養のためアメリカ西海岸のパロアルトに滞在
  • 1980年 若手デザイナーと「ソットサス・アソシエイツ」を作る
  • 1981年 若手デザイナーや建築家と「メンフィス」を結成
  • 1988年 「メンフィス」を解散
  • 2007年 死去(12月31日)

 

エットレ・ソットサスが事務所を開くまで

エットレ・ソットサス03 ベース「No.503」花瓶 エットレ・ソットサス 1956年
「ELLE DECOR No.116 2011年10月号」より

 

  • 花瓶「No.503」
    エットレ・ソットサス
    1956年
    陶器
    W153×D153×H450mm
    ビトッシ(Bitossi)

エットレ・ソットサスは、1917年にオーストリアで生まれました。

エットレ・ソットサスの父は、建築家でした。

エットレ・ソットサスは父の仕事の関係で、トリノに移り住みました。

1939年にトリノ工科大学を卒業すると、エットレ・ソットサスは第二次世界大戦でイタリア軍に従軍しました。

そしてエットレ・ソットサスは、旧ユーゴスラビアの収容所で終戦を迎えました。

 

エットレ・ソットサスのミラノでの活躍

エットレ・ソットサス04 カールトンカールトン エットレ・ソットサス 1981年
「20世紀のデザイン」より
ISBN4-88783-063-7

 

  • カールトン(本棚)
    エットレ・ソットサス
    1981年
    W1900×D400×H1960mm

1947年にエットレ・ソットサスは、ミラノに事務所を開設しました。

戦後のイタリアでは、

らが復興のためのグループを結成していました。

エットレ・ソットサスも、このグループに参加しました。

 

オリベッティとの契約

エットレ・ソットサス05 Mizar花瓶 エットレ・ソットサス 1982年
「20世紀のデザイン」より

 

  • 花瓶(Mizar)
    エットレ・ソットサス
    1982年

エットレ・ソットサスは1958年に、オリベッティとデザイン・コンサルタントの契約を結びました。

エットレ・ソットサスは、電子機器やタイプライターのデザインを開始しました。

大型コンピュータの「エレア9003」は、1959年にイタリア最高のデザイン賞を受賞しました。

オリベッティでの仕事は、エットレ・ソットサスを世界的に有名にしました。

 

エットレ・ソットサスとメンフィス

エットレ・ソットサス06 ムルマンスクムルマンスク エットレ・ソットサス 1982年
「ELLE DECOR No.116 2011年10月号」より

 

  • ムルマンスク(フルーツボウル)
    エットレ・ソットサス
    1982年
    シルバー925
    Rossi & Arcandi

メンフィスは1981年、ラディカル・デザイン運動を再活性化する目的で設立されました。

エットレ・ソットサスは1980年12月11日、

  • バルバラ・ラディーチェ
  • ミケーレ・デ・ルッキ
  • マルコ・ザニーニ
  • アルド・チビチ
  • マッテオ・トゥン
  • マルティン・べディン

などのデザイナーを自宅に集めました。

そして、デザインへの新たな創造的アプローチの必要性を議論しました。

彼らはデザイン協同組合を結成することを決め、その場で「メンフィス」という名を採用しました。

「メンフィス」という名前は、夜通し流れていたボブ・ディランの「スタック・インサイド・オブ・モビール・ウィズ・ザ・メンフィス・ブルース・アゲイン」にちなんでいます。

 

まとめ

エットレ・ソットサス07 フルーツボウル「No.502」フルーツボウル エットレ・ソットサス
「ELLE DECOR No.116 2011年10月号」より

 

  • フルーツボウル「No.502」
    エットレ・ソットサス
    ビトッシ(Bitossi)

私は、エットレ・ソットサスの断片的な活動しか知りませんでした。

私の世代だと、メンフィスの活動しか知らないわけです。

メンフィスの製品の

  • 活気
  • 奇抜さ
  • 装飾

は、モダニズムを理解した上でそれを断固として拒否するところから発展しました。

メンフィスは若々しい活力とユーモアで、ポスト・モダニズムの国際化の中心をなしました。