釦(ボタン)にはセンスがあらわれる

釦(ボタン)の選び方、とても大切だと思います。
どんなにかっこいい服を作っても、釦で全て台無し・・・ということもありそうです。

 

どんな釦(ボタン)を選びますか?

ボタン02青と緑の釦(ボタン)
「THE BOOK OF BUTTONS」より
ISBN 0-86318-843-5

 

釦(ボタン)選びは楽しい反面、難しいところがあります。

釦(ボタン)には、

  • 材質
  • 大きさ
  • 厚さ

などいろいろな要素があります。

そして釦を選ぶことは、その人のセンスに全てがかかっています。

服装のなかで、見られていないようで案外注意深く見られているのが釦ではないでしょうか?

 

釦(ボタン)の効果 

ボタン03木と赤の釦(ボタン)
「THE BOOK OF BUTTONS」より

 

服のデザインにとって、釦(ボタン)の役割はどんなものでしょうか?

釦(ボタン)を付け替えるだけで同じ服が、

  • 若々しく見えたり
  • 落ち着いて見えたり
  • 高そうに見えたり
  • 安そうに見えたり

と、様々に表情が変わります。

釦(ボタン)の効果は、想像以上に大きいようです。

釦選びは、とても重要です。

しかし一般に売られている釦は、種類が多いとは言えません。

私は、日暮里にある熊谷商事という店をよく利用していました。

実用的な釦の種類が多く、値段も安めに設定されています。

 

釦 (ボタン)は装飾品?実用品?

ボタン04白と黒の釦(ボタン)
「THE BOOK OF BUTTONS」より

 

釦(ボタン)を装飾品と見るか、実用品と見るか。

ここでは、装飾的、実用品を、

  • 装飾品:釦(ボタン)としての機能ではなく、アクセサリーとして使う
  • 実用品:あくまで美しい釦(ボタン)を、釦の機能を重視して使う

と考えてみました。

釦をどのように見るかによって、その釦が付けられる服の意味が変わってきます。

あなたにとって釦(ボタン)は、装飾品でしょうか?

それとも、実用品でしょうか?

私は、釦の機能に重点を置いて服を作っていました。

私は、「できれば釦を使いたくない」という気持ちが強かったです。

しかしたくさんの釦が付いている方が、格好良い服もあります。

 

水牛の角の釦(ボタン)

ボタン01 水牛ボタン 貝ボタン水牛釦(ボタン)と貝釦(ボタン)

 

私は学生時代、水牛の角の釦(ボタン)を好んで使っていました。

新宿南口にある、「オガワ」という店でよく水牛釦を買っていました。

オガワのメンズフロアーにはおじさんの店員さんがいて、釦を選んでくれました。

私が、「この釦の25mmを3個、15mmを6個ください。」
と言うと、釦が入っている箱の中から柄が似ている釦をおじさんが選んでくれました。

水牛釦は天然ものなので、柄の入り方が微妙に違うのです。

釦(ボタン)を選んでいるおじさんを見ながら、
「かっこいいな。」
と思ったものです。

買ったばかりの水牛釦の表面には、つやがあります。

しかしかっこいいメンズブランドの水牛釦は、表面がつや消しになっていました。

私はつや消しにするために、紙やすりで水牛釦を削っていました。

つや消しの水牛釦を付けると、私が作った服が一割増しくらいかっこよく見えたものでした。

 

水牛釦をお湯で煮る

あるとき同級生が、
「水牛釦をお湯で煮ると、つやが消えるらしいです。」
と情報を持ってきてくれました。

早速、私も試してみました。

アパートで、水牛釦を5分くらい煮てみました。

水牛ボタン全体のつやが、なくなりました。

でも私が欲しいのは、表だけがつや消しで裏側はつやがある釦です。

それから、水牛釦を煮ると嫌な臭いがしました。

水牛釦を紙やすりで削っても爪を削ったような臭いがしますが、煮た水牛釦の臭いはその比ではありませんでした。

その日から私はまた、水牛釦を紙やすりで削ることにしました。

今でも私が使う釦(ボタン)は、水牛釦と貝釦で事足りてしまいます。

これからは、もう少し違う釦も積極的に使ってみることにします。

 

ボタンについては、以下も参考にしてください。