「Art,Fashion,and Work for Hire」 本の感想

2009年に買ったと思われる、「Art,Fashion,and Work for Hire」という本があります。
「なぜ買ったのか?」すぐには思い出せませんでした。

 

Art,Fashion,and Work for Hire

Art,Fashion,and Work for Hire02「Art,Fashion,and Work for Hire」表紙

 

この本は、2009年10月30日初版発行されています。

  • 編集・・・クリスティーナ・ベヒトラー
  • 訳者・・・古屋 秀恭
  • 発行元・・株式会社リリー・エンターテイメント
  • ISBN978-4-990-48780-5

112ページしかないのに、2800円もしました。

2007年7月1日にベルリンで行われた対話をもとに、編集された本です。

対話の参加者は、

  1. トーマス・デマンド
  2. ピーター・サヴィル
  3. エディ・スリマン
  4. ハンス・ウルリッヒ・オプリスト
  5. クリスティーナ・ベヒトラー

の5人です。

「Art,Fashion,and Work for Hire」は日本語に訳すと、「アート、ファッション、職務著作物」という意味です。

 

対話の参加者紹介

Art,Fashion,and Work for Hire03 エディ・スリマン左からピーター・サヴィル、トーマス・デマンド、エディ・スリマン
「Art,Fashion,and Work for Hire」より

 

対話参加者の紹介を、「Art,Fashion,and Work for Hire」から引用します。

経歴は、2007年当時のものです。

 

エディ・スリマン
Hedi Slimane

1968年パリ生まれ。
政治学を学んだのち、美術史をルーブル美術学校で学ぶ。

1997-1999年の間、イヴ・サン=ローランでメンズウェアのデザイナーとアーティスティックディレクターを兼任。
そして2001-2007年までディオール・オムのアーティスティック兼クリエイティヴディレクターを務める。
現在はフォトグラファー、キューレーター、家具デザイナーとしてパリで活動。
2007年にはリスボンのエリプスファウンデーション、アムステルダムのフォーム・フォトグラフィミュージアムで個展を開催。

 

トーマス・デマンド
Thomas Demand

1964年ミュンヘン生まれ。

  1. ミュンヘン造形芸術アカデミー
  2. デュッセルドルフ美術アカデミー
  3. ロンドンのゴールドスミス・カレッジ
  4. アムステルダムのライクスアカデミー・アーティスト・イン・レジデンス

で学ぶ。
2003年にはブレゲンツ美術館、2006年にはロンドンのサーペンタイン・ギャラリー、そしてその翌年にはヴェネツィアのジョルジョ・チーニ財団とプラダ財団のアートスペースでそれぞれ個展を開く。
現在はベルリンをベースに活動している。

 

ピーター・サヴィル
Peter Saville

1955年マンチェスター生まれ。
1975-1978年の間、マンチェスター・ポリテクニックでグラフィックデザインを学ぶ。

1979年にはファクトリー・レコードの設立メンバーの一員になり、ジョイ・ディヴィジョン、ニューオーダーのアルバムカバーを製作する。
クリスチャン・ディオールやヨウジヤマモトといったファッションブランドのアートディレクションを担当した経験も持つ。
2003年にロンドンのデザイン・ミュージアム、2005年にはチューリッヒのミグロス美術館でそれぞれ個展を開催。
現在はロンドンをベースに活動を行う。

 

クリスティーナ・ベヒトラー
Cristina Bechtler

発行人。
スイスのキュスナハトにあるインク・ツリー・エディションズの設立者兼ディレクターでもある。

 

ハンス・ウルリッヒ・オプリスト
Hans Ulrich Obrist

1968年チューリッヒ生まれ。
パリ市立近代美術館のキューレーターを務めた経験を持ち、インターナショナルに展示会をキューレーションしている。
コンテンポラリーアートに関する多くの本を出版している。

 

 ピーター・サヴィルの話

Art,Fashion,and Work for Hire04 ディオール・オムディオール・オム 2007年
「Art,Fashion,and Work for Hire」より

 

この本を、初めて手に取ったときのことを思い出しました。

ピーター・サヴィルが、ヨウジヤマモトでの仕事について語っていました

この話を読みたくて、私は「Art,Fashion,and Work for Hire」を買ったのでした。

ピーター・サヴィルの言葉によると、
ヨウジヤマモト 1991-92秋冬 ポストカード」は、ピーター・サヴィルによるアートディレクションのようです。

当時の面白いエピソードを、読むことができます。

改めて読み返してみて、日本のファッション誌にはない独特の空気感がとてもおもしろかったです。