M2M シャネルのコレクションを見て考えたこと

M2Mで、シャネルのPre Fall 2017コレクションを見ました。
普段見ない世界で、とても楽しかったです。

 

Chanel Pre Fall 2017

アップルTV シャネルコレクション01「M2M Chanel Pre Fall 2017」より

 

ふさしぶりに、M2M(Made to Measure)を見ました。

そのなかに、シャネルのPre Fallコレクションがありました。

約18分の、楽しいコレクションでした。

見ていて、とても良い気分になりました。

正直に言うと、シャネルの服はどうでもよかったのです。

何が良かったのか、考えてみました。

 

ナレーションが無いということは良いことだ!

アップルTV シャネルコレクション02「M2M Chanel Pre Fall 2017」より

 

この映像には、ナレーションがありませんでした。

モデルが楽しそうに歩く映像が流れ、楽しそうな音楽が流れています。

短めのカットが、テンポよく続きます。

たったこれだけのことで、会場に引き込まれる感じがします。

自室のすぐ向こうに、自室とは全く違った世界が続いています。

とても面白い体験です。

日本には、「ファッション通信」という番組があります。

「ファッション通信」を見ていて、コレクションの世界に引き込まれることは全くありません。

「ファッション通信」は、本当につまらないのです。

「ファッション通信」をつまらなくしている原因のひとつが、ナレーションです。

あの薄っぺらいナレーションが、コレクションと私を引き離してしまいます。

「ファッション通信」の中身のないナレーションが、コレクションの世界観を見事に壊しています。

少しも、おしゃれを感じることができません。

M2Mは、シャネルのコレクションをナレーション無しで18分流してくれます。

ナレーションがないことがいかに贅沢なことか、書かずにはいられませんでした。

 

細い服を作るのは楽しいことか?

アップルTV シャネルコレクション03右・米版ヴォーグ編集長 アナ・ウィンター
左・伊版ヴォーグ編集長 故フランカ・ソッツァーニ

「M2M Chanel Pre Fall 2017」より

 

それからもうひとつ、気になったことがあります。

それは、細いモデルが登場したときのことです。

「細いモデルに合わせた服を作ることは、はたして楽しいことなのか?」
という疑問でした。

もう少し、分かりやすいように説明しましょう。

登場したのは、とても細く体が薄いタイプのモデルでした。

服を作るとき、体の厚み分の表現はとても大切です。

色々なテクニックを使い、厚みを表現します。

そして作りたいシルエットを、作り出すのです。

体の厚みが多少あったほうが、技術的な面白みがあります。

細すぎる体に服を合わせるとき、
「アトリエの人たちは、本当に技術的に満足できるのか?」
と思いました。

 

椅子のデザインは私の趣味ではありませんでした

アップルTV シャネルコレクション04カール・ラガーフェルド
「M2M Chanel Pre Fall 2017」より

 

コレクション会場は、とても楽しそうでした。

とても、豪華な感じがします。

しかし、会場にある椅子のデザインは私の趣味ではありませんでした。

コレクションの間、何度か椅子のデザインが気になってしまいました。

ただ、それだけのことです。

この椅子の趣味の違いが、私とシャネルの世界観の違いとして はっきりあらわれているのでした。

 

カール・ラガーフェルドについては、以下も参考にしてください。