マンガ「海月姫10巻」でのセリフ

東村アキコさんの人気ギャグ少女マンガ「海月姫」
主人公の月海は、天水館の住人たちと一緒にクラゲをモチーフにしたドレスを作り始めます。

 

アパレル業界は終わっている・・?

海月姫01「海月姫10巻」114ページより
東村アキコ著 講談社
ISBN978-4-06-340887-4

 

海月姫では、おたくの少女たちがドレスを作ります。

主人公たちが趣味でドレスを作っていたときは、とても楽しげな雰囲気でした。

私も、趣味で服を作っていたときの楽しさを思い出しました。

ところが「海月姫」は、途中から様子が変わってきます。

工場を使ってドレスを量産しようとしたところから、雲行きが怪しくなっていくのです。

そしてとうとう、縫製工場のニーシャ(関西弁のインド人)に言われてしまいます。

 

もう終わってんねん

海月姫03「海月姫10巻」113ページより 

 

縫製工場のニーシャは、何と言ったのでしょうか?

ニーシャのセリフを、以下に引用してみます。

ハイブランドと似たようなデザインの服が、どこそこで3千円で売ってんのに、誰がわざわざこの不景気に高いほう買うんや。
安い服をワンシーズンで着て捨てるんやから、質なんてどーでもええ。

ええか。
もう終わってんねん。

アパレル業界は終わってんねん。

「海月姫10巻」113-114ページより引用

 

2012年に海月姫10巻を初めて読んだとき、
「マンガにもアパレル業界が終わっていることが描かれるくらい、アパレル業界はひどい状態になったのか。」
と強いショックを覚えました。

漫画を読む以前にも、
「アパレル業界は、やばいな。」
という思いは、常にありました。

しかし、アパレル業界外の方に、
「アパレル業界は終わってんねん。」
と言われ、私は笑うしかありませんでした。

 

加茂水族館のクラゲの映像

加茂水族館のクラゲ

 

クラゲはぷかぷか浮いていて、私たちを癒してくれます。

しかし、クラゲには強い毒があるものもいます。

「アパレル業界は終わってんねん。」というセリフは、「海月姫」のギャグの中にあったクラゲの毒のようでした。

最後に映画版「海月姫」にも登場した、加茂水族館のクラゲをお楽しみください。

 

以下の関連の記事も、参考にしてください。

 

追記

最近(2018年1月)、「誰がアパレルを殺すのか」という本を読みました。

  • 誰がアパレルを殺すのか
    ISBN978-4-8222-3691-5

アパレル衰退の原因(元凶)みたいなことが、250ページに渡ってもっともらしく書かれていました。

「誰がアパレルを殺すのか」を読み終わった後、「海月姫10巻」のセリフの方が腑に落ちると思いました。