アントニオ・マラスの理想の家

アントニオ・マラスは、古い工場を自らのデザインで改装しました。
アントニオ・マラスの世界観が凝縮された空間が、出来上がりました。

 

アントニオ・マラス

アントニオ・マラスの家01アントニオ・マラス
「ELLE DECO No.128 2013年10月号」より

 

アントニオ・マラス(Antonio Marras)

  • 1961年 イタリアのサルディーニャ島に生まれる
  • 1996年 オートクチュールを発表

アントニオ・マラスは生地屋を営む父の下で働き、独学で服作りを学びました。

故郷のサルディーニャ島独特の

  • 色合い
  • 風合い
  • ハンドクラフト

を、現代の感覚に融合させたデザインが特徴です。

 

ライブラリー

アントニオ・マラスの家02ライブラリー
「ELLE DECO No.128 2013年10月号」より

 

アントニオ・マラスの世界観を凝縮した空間が、「チルコロ・マラス」です。

チルコロ・マラスは、ミラノの中心地トルトーナ地区にあります。

チルコロ・マラスは、ファッションデザイナーのアントニオ・マラスが元工場を改装しました。

「チルコロ・マラス」は、

ショールムでもセールスの場所でもなく、静かで訪れた人が心からくつろぐことができる場所

「ELLE DECO No.128 2013年10月号」p100より引用

とアントニオ・マラスは語ります。

チルコロ・マラスは、アントニオ・マラス自身のミラノの家でもあります。

建物の中心には柱の周りにたくさんの引き出しによるライブラリーが、木の幹のようにそびえ立っています。

そしてライブラリーの枝のように、

  1. アネモネ
  2. 薔薇

など繊細で華やかな花々が生い茂ります。

 

薔薇のオブジェ

アントニオ・マラスの家03薔薇のオブジェ
「ELLE DECO No.128 2013年10月号」より

 

この写真は、朽ちかけた壁に高窓から一筋の光が差し込んでいます。

光の先には、薔薇のオブジェが置かれています。

そしてラックには、綿密な刺繍が施されたアントニオ・マラスの服が飾られています。

この空間では服やアクセサリーの傍に、

  • オブジェ
  • アート
  • 家具

が実に自然に佇んでいます。

 

ホール

アントニオ・マラスの家04ホール
「ELLE DECO No.128 2013年10月号」より

 

こちらは、ホールの写真です。

ホールは、高い天井と広々とした空間で構成されています。

ホールの広い空間を、巨大なメタル製の古いシャンデリアが支配します。

ホールには、アントニオ・マラスの作品を見せる舞台にふさわしい荘厳さが漂っています。

アントニオ・マラスの言葉を、引用してみます。

ストリートマーケットで見つけたオブジェや家具たちは、新品とは異なり、自らのストーリーを語りたがっている。
聞いてくれる耳をもつ誰かに。
それらの合間に、私の服はナチュラルに自由に、実験的に存在している。

「ELLE DECO No.128 2013年10月号」p100より引用

 

ラウンジ

アントニオ・マラスの家05ラウンジ
「ELLE DECO No.128 2013年10月号」より

 

チルコロ・マラスは、ライブラリーを取り囲むように小さなラウンジが隣り合い連なっています。

この写真は、そのラウンジのひとつです。

このラウンジは、大きな窓から中庭の豊かな緑を楽しむことができます。

ラウンジのエレガントな家具が、むき出しの梁と朽ちかけた壁に不思議と馴染みます。

窓際のボディには、アントニオ・マラスの服が飾ってあります。

 

キッチン

アントニオ・マラスの家06キッチン
「ELLE DECO No.128 2013年10月号」より

 

チルコロ・マラスのキッチンは、グレーの漆喰壁で囲まれています。

グレーの中に添えられた色みは、

  1. シンクの上の天板
  2. ワゴンの天板
  3. 窓辺に並べられた小さな植物

の緑だけです。

床のチェッカーボード柄が、さりげなくエレガンスを醸し出しています。

 

参考文献

  • ELLE DECO No.128 2013年10月号
    Photos MOLTENI & MOTTA (LIVING INSIDE)

ファッションデザイナーの家は、以下も参考にしてください。