建築家 アルヴァ・アアルト

アイノ・アアルトについて書いてから、しばらく経ってしまいました。
今回は、アルヴァ・アアルトについて書きます。

 

アルヴァ・アアルト

アアルト11 スタジオ・アアルトスタジオ・アアルト アルヴァ・アアルト 1955年
「北欧デザインの名作と暮らす」より

 

アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)

  • 1898年 フィンランドのクオルタネに生まれる(2月3日)
  • 1916年 ヘルシンキ工科大学建築学科入学
  • 1917年 フィンランド独立(12月6日)
  • 1921年 ヘルシンキ工科大学建築学科卒業
  • 1923年 フィンランド中西部、ユヴァスキュラに計事務所を開設
  • 1924年 アイノ・マルシオと結婚
  • 1927年 事務所を旧首都トゥルクに移す
  • 1929年 フランクフルトでの第2回近代建築国際会議(CIAM)に出席
  • 1933年 ヘルシンキに事務所を移転
  • 1935年 「アルテック」を設立
  • 1938年 ニューヨーク近代美術館で、
         「アルヴァ・アアルトと建築と家具」展開催
         初めて渡米
  • 1949年 アイノ・アアルト死去
  • 1952年 建築家のエリッサ・マキニエミと再婚
  • 1955年 ヘルシンキ郊外、自宅近くにアトリエを建設
  • 1976年 死去(5月11日)

 

アルヴァ・アアルトの主な仕事

アアルト12 アカデミア書店アカデミア書店 アルヴァ・アアルト 1969年
「北欧デザインの名作と暮らす」より

 

アルヴァ・アアルトの主な仕事を、書き出してみましょう。 

  • 1923年 ユヴァスキュラ労働会館の設計(〜1925)
  • 1927年 ヴィープリの図書館コンペに1等で入選 
         トゥルクの新聞社トゥルク・サノマ社屋を設計(〜1928)
  • 1928年 パイミオのサナトリウム・コンペに1等で入選
         この頃からオットー・コルホーネン協力を得て、国産カバ材の家具を研究
  • 1929年 トーネット・ムンデス社の家具コンペに
         曲木によるカンティレバーの椅子などで参加
         スタッキングチェアNo.611(成形合板)
         チェアNo.23(金属カンティレバー脚)
  • 1931年 アームチェアNo.41(パイミオチェア)
         アームチェアNo.403
         スタッキングスツールNo.606(パイミオ・スツール、円形金属脚)
         スタッキングスツールNo.806(パイミオ・テーブル、角形金属脚)
  • 1932年 チェアNo.2(積層カンティレバー)
         アアルト・レッグの技術を開発
  • 1933年 アアルト・レッグの特許を取得
         スタッキングスツールNo.60(円形座、3本脚、アアルト・レッグ)
         小椅子No.65(円形座、アアルト・レッグ)
         椅子K65、No.66、68、69(いずれもNo.65のバリエーション)
         ヴィープリ図書館会館
         11月にロンドンで「家具のデザイン展」開催
         成形シート、脚の研究レリーフを発表
  • 1935年 ヘルシンキ郊外ムンキニエミに自宅を設計(〜1936)
         パリ万博フィンランド館コンペ1等入選
  • 1936年 スニラ社のパルプ工場を設計(〜1938)
         カルフラ+イッタラ社のガラス器指名コンペに入選
         デイ・ワゴンNo.900シリーズ
  • 1937年 レストラン「サヴォイ」のインテリアデザイン
         ペンダントライトA330
         パリ万博に寝椅子No.39(成形合板カンティレバー脚、張り込み)を出品
         (のちのNo.43)
  • 1938 年 ヴィラ・マイレア邸を設計
          ガーデンチェアNo.31
          テーブルNo.330、No.332
          アームチェアNo.406
          ニューヨーク万博フィンランド館コンペ、
          アイノ・アアルトとともに1、2、3等を独占
  • 1946年 Yレッグ発表
         スツールY61
         ガラステーブルY805
         アームチェアNo.45(スパゲティチェア)
  • 1948年 国民年金協会コンペ当選
  • 1949年 オタニエミ工科大学キャンパス全体計画コンペ1等入選(〜1955)
         セイナヨキ都市センターコンペ1等入選
  • 1954年 Xレッグ(ファンレッグ)開発
         スタッキングスツールX600(円形3本脚)
  • 1962年 フィンランディア・ホールを設計(1967-71、1973-75)
         ヘルシンキ・アカデミア書店を設計(1966-69)

 

アルヴァ・アアルトという名前

アアルト13 国民年金協会国民年金協会 アルヴァ・アアルト 1956年
「北欧デザインの名作と暮らす」より

 

アルヴァ・アアルトの本名は、ヒューゴ・ヘンリック・アアルトです。

建築家としてスタートしたころから名前の前に”アルヴァ”を加え、アルヴァ・アアルトと名乗りました。

”アルヴァ”を加えたのは、「作家名簿の一番最初に記載されることを意図したため」といわれています。

この話を初めて聞いたとき、私にはピンときませんでした。

しかし私は最近になり、「表現者は何らかの自己演出が必要」と思うようになりました。

 

アルヴァ・アアルトの仕事を振り返って

アアルト14 レストラン・サヴォイレストラン・サヴォイ アルヴァ・アアルト 1937年
「北欧デザインの名作と暮らす」より

 

アルヴァ・アアルトの仕事を書き出してみたところ、膨大な量になってしまいました。

私は最初、アルヴァ・アアルトの建築家としての仕事だけを見ようと思いました。

しかし私はすぐに、それは無理であることに気づきました。

アルヴァ・アアルトが作る空間には、最初から家具や食器が置いてあったように見えます。

そして掲載したアルヴァ・アアルトの建築の写真を見ると、光の取り入れ方に感嘆します。

アルヴァ・アアルトの建築を見るたびに、「太陽の光は大事だなあ」と思います。

 

まとめ

アアルト15 夏の家「アイノ・アアルト」展より

 

最後に、アイノ・アアルト展からの写真を紹介します。

美しい雪景色が表現された、模型です。

フィンランドの人たちが幸せに暮らしている様子を、私はアルヴァ・アアルトの建築から想像します。

 

アルヴァ・アアルトについては、以下も参考にしてください。